林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

林雄介だけど質問ある?イベント成功の秘訣 (検索回答)

イベント成功の秘訣。

イベントによります。

私の著作でね、マガジンランドの本に「ヒトラーの洗脳術」の解説を書きましたが、相手にあわせるというのが客商売の基本なんです。ただ、私は「そのやり方は嫌いなので、相手によってやり方を変えないんですけどね・・・」

大切なことは何を持って成功か?なんです。

例えば、私の講演会や研修会は、「参加者が最終的に幸せになること」を成功と定義しています。ですから、「参加者の満足度はあまりみません。」

しかし、通常のイベントの成功の有無は参加者の満足度次第です。

ですから、通常は、「マーケティング」がメインなんです。少年ジャンプもアンケート結果がよければ、掲載、悪ければ打ち切り。それだけです。

「やって欲しいことを、やって欲しいようにやれば」顧客は満足しますよ。

米国の大統領スピーチって、州ごとに世論調査をやって、選挙期間中は中身を変えるんですよ・・・。

何を目的としたイベントなのか?によるわけです。

知名度を上げるのが目的なのか?

お金を集めるのが、目的なのか?

そもそもイベントの主旨が明確化していないケースの方が多いんですよ・・・。

私がやることは、2つの目的がある。1つは、読者の幸せ。もう1つは本の売ること。本が売れなかったら、ブログも書けなくなるし、講演もできなくなるから、読者が幸せになれないでしょう?私が活動できなくなるわけですから。

ですから、1つ目の「読者の幸せ」という目的の手段として、必ず、「本を売る」という手段が付随してきます。私が会社員だったら、公務員だったら、「自由にブログで質問に回答なんかできませんよ。」

何のために、「なぜ、やるのか?」、そして、そもそも必要なのか?おそらく、こういう漫然とした形の質問が出るということは、「目的が明確化」できていないはずなんです。

東京五輪、ゼネコンの金集めのためにやるんです。メインはビジネスでしょう?アイドル、ビジネスですよ。

公務員とか政治家のイベントって、難しいんですよね。「そもそも必要なのか?」という議論からはじめなきゃいけないから・・・。

私が何かをやるかやらないか?を決める基準は、「人が幸せ」になるか?どうか?だけです。ただし、永続性を持たせるために赤字のものはやらない。赤字になったら、続かないでしょう?。

目的は、「人の幸せ」なんだけれど、黒字にしないと続かないから、手段として「黒字」にします。

本末転倒って、あるんですよ。浅草みたいにサンバをやったら人は集まります。しかし、神社やお寺で、ライブをやったり、サンバをやって、人は集まったけど、「神様」が天界に帰っちゃって、何のご利益もない神社やお寺、意味があるんかいな?と思うわけです。

神社でも、お寺でもご利益があれば、絶対に人が来ますよ。

宗教、イベントなんかやらなくても、「祈ったら、病気が治る」とか「商売が繁盛したら」、信者なんか集まりますよ。

医者、治療がうまかったら患者は集まりますよ・・・。

大前提として、「技能、スキル」の高さが求められるわけです。歌下手な歌手とか、笑えない芸人とか、それはおかしいわけです。

集客のノウハウなら秋元さんが持ってますよ。AKBグループ。数を集めて、競わせて。ポケモンと妖怪ウオッチも同じですね。

客層が被らないグループにしたらいいんです。いろんなのを集めておけば、どれかは好きになって応援するから。

B1グランプリも、数集めてるでしょ?

ただし、「落とし穴がある」。素人の歌合戦なんか誰も聞きたくないから、「一定水準」以上のレベルは必要なんです。

秋元さんが、「AKBはクラスで、2,3番目に可愛い子を集めた」といってなかったかな・・・。ちょっと、うろ覚えですが、最高級品を集める必要はないんだけど、地域の2番、3番を100ぐらい集めたら、B1グランプリになるんだけど、その辺の主婦とかおっちゃんが手料理を持ち寄ったら、町内会の出し物でしょ?。

イベントって、目利きが下手だから失敗するんです。

集める歌手やら、文化人の選定が間違ってるわけ。

そら無理ないですよ、公務員が、落語家や歌手の目利きなんかできないから。目利きは、「遊び人、趣味人」の要素がないとできない。ですから、電通でも博報堂でも高学歴な遊び人を集めるでしょう?。

あらゆる企画の、仕事の常識なんだけれど、図書館で「マーケティング」、「イベント」の本をすべて借りてきて、とりあえず、全部読む。基礎を作るわけです。本から入って、次が専門家に聞く。専門家に肉薄するまでやる。

これをあらゆる分野でできる人間がリーダーです。

もう1つは、専門家集めの才能。これはね、石田光成。石田光成は、行政官としては、日本一なんです。政治力と人望はないけど・・・。しかし、家臣団に私財を全部あげている。関が原で負けたあと、石田光成の城を徳川が占領したら、金目のものは家臣にあげちゃってたから私財がなかったそうですね。ですから、家臣団は、関が原で討ち死にできたんですよ。また、その後の家康の行動を見れば、石田光成が正しかったのです。当時の豊臣方の武将が馬鹿だったから、家康についたんですよ・・・。

家康とか源頼朝は、人質生活が長いから、忍耐力がある。で、苦労していた分、人を集めるのが上手いんです・・・。頭悪いけど・・・。劉備も乞食でしょ?。家柄が良くて、底辺の人間だから、人を集めるのが上手かったんです。

古今東西の知識が少ない。由井正雪が、地固め、建物を急いで建てる方法を聞かれて、まあ、伝承ですけれど、「祭りをやって、その土地で1週間ぐらい徹夜で踊るイベントをやらせた。そしたら、踊って土が固められて、建物を建てれた。人足が集まらなかったのかな?」

そういう伝承があります。

歴史上の世界中の事例を頭に入れないといけない。それは、ネットにはなくてね、本にあるんです。読書の絶対量が必要といったのは、幅広く、いろんな知識がないと、応用が利かないんですよ。

比叡山でも高野山でも、空海最澄が生きていたときは、弟子に猛勉強させています。猛勉強させないと、空海最澄の話が理解できないわけです。

林雄介。