林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

川原泉は、印税生活で引退か?(検索回答) 

川原泉先生の漫画は、私の本でも紹介しましたが、文庫本が15冊、あと少女漫画が2冊。

仮に10%印税としても、17冊が年間5千部ずつ売れたとすると、一冊50円×17=850円×5千部=420万円。

印税生活って、職業作家でも無理ですよ。普通は数十冊、多い人は100冊以上、本を出してますけど、絶版になっていくから。今、売れてる本が何冊あるか?と、新しく本を出さないと読者に忘れられていく。

さらに、仮に1万人の読者を抱えていても、同じ本を何十冊も買ってくれないから、新刊抜きで新規の読者に毎年、10万冊単位で買わせるのって不可能ですよ。

職業作家だと年間5万〜10万冊売り続けないと生活できませんからね。

年金とか別の副収入があれば、もっと冊数減らせるけど。昔は新刊が文庫本で再販されたから、普通なら霞ヶ関の掟や受験に受かるも文庫本化されるんですけど、今は職業作家でも文庫化されなくなってるから、昔の作家の執筆ペースだと食えない。

電子書籍は作家の印税が確定してないから、電子書籍メインだと収入が読めない。

はやし。