焦ればよい。
人生で大切なことは、生き死にがかかった場面で、実力を発揮できればよいのです。
道場でどんなに強くてもね、真剣で斬りあいしたら、肝が座ってない人は斬られますよ。
スキルアップに生活の中で、禅の悟り、不動心を持てるようにと書きました。禅の語録を読んで、生活の場で肝を練ればあせるはずがない。
しかし、生き死にかかってなきゃ、右往左往すればいいのです。その方が人間味がありますよ。
いつも冷静だとコンピューターみたいで、人が近づきづらくなるから、平素はみっともなく、昼あんどんであればよい。赤穂浪士の大石内蔵助みたいに普段は平凡な役たたずであればいい。
いざ討ち入りというときに成功させればよいのです。平素は、みっともなく生きている人の方が、肝が練れている。普段、しっかりしている人はね、いざとなったら役に立たない人が多い。
常にいざと言うときのために、鍛練したらいいのです。鍛練していないから、焦る。
はやし。