林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

中国、南京大虐殺資料のユネスコ登録は、経済破綻の序章。

中国が、南京大虐殺の資料をユネスコに登録しました。しかし、日中で虐殺があったのか?という係争中以前の問題として、このタイミングで登録することは中国にマイナスしかありません。

中国は、世界2位のGDPで、アジア投資銀行を設立しました。で、南京大虐殺ユネスコ登録で、日中が喧嘩をはじめると、日本から中国に金融援助は出来なくなる。韓国は日韓通貨スワップがなくなったでしょ?。

アジア投資銀行関係国が、日本と敵対した中国に金を出せるのか?。ユネスコ登録ですから、手打ちに最短1、2年かかりますよ。日中FTAも止まる。

つまり、中国の経済状況が悪化し、南京大虐殺の賠償請求を日本にしないと国が潰れるレベルである、または、日本抜きで中国は経済をまわしていく宣言をしたとみなされますから、メリットがあるのは米国だけです。

CIA黒幕説を疑うレベルです。元に基軸通貨としての信用力はない。EUはボロボロ。円とドルが入らなくなる。中国にメリットがないんですよ…。本当に、登録を通す気だったのなら、将来見通しがあったのか?謎です。

はやし、林雄介。