林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

公安調査庁のスパイは存在しない。

公安調査庁というのは、私も採用説明会にいったことがありますが、国家公務員1、2種試験で採用します。ですから、専門職のスパイがいたら怖い。

具体的に公安調査庁が何をやっているか?というと北朝鮮相手は形だけの人工衛星があります。あとは、前に書いたはずですがオウム真理教でも過激派でも機関誌とか構成員名簿を内部から買うんですよ。極端な話、中国で日本人が拘束されましたが、そういう情報ごろみたいなのからも買う。役に立たない情報も。

警察の公安は司法警察だから、別件逮捕や見逃し、で内部から情報を引き出す。公安調査庁は逮捕権がないから、やってることは週刊誌レベルですよ。

日本は対立外交をやっていないから、相手国から直接聞いた方が早いし。外務省のチャイナスクールも、要するに直接中国政府に聞いた方が情報が早いんですよ。日本はODA交渉で援助する側だから、ODA交渉で相手国の官僚から情報収集した方が確実だし…。

米国相手のスパイなんか無理ですよ。米国に盗まれたら困る情報は日本政府は持ってない。民間企業が持ってるから。

はやし、林雄介。