林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

アメリカの年功序列の労働市場について。(検索回答)(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

寒いですね。アメリカは年功序列賃金ではないですよ。ドーリンジャーとピオリーの内部労働市場の研究から、アメリカは勤務年数で賃金があがるんです。

はしご型昇進。非正規や派遣はマイノリティー、学生、主婦がやって、これは低賃金労働で昇進がない外部労働市場

白人の中から上、上の下以上は内部労働市場。勤務年数で賃金とポストがあがっていく。今まで米国は、転職前提の実力社会というイメージがあったんですが、それはMBAとか少数のエリートで、大多数の白人は勤務年数で賃金があがる仕事についていることを明らかにしたんですよ。

で、社会的底辺は非白人、学生、主婦にやらせている。これが1980年、約36年前の研究です。日本も、アメリカ型になってきて、じゃあ、アメリカは不平等社会になってどうしたか?というと社会主義者のサンダースと共和党のトランプが出てきた。

トランプを支持しているのは、アメリカの内部労働市場で働いていた白人が、非白人に仕事を奪われたり、非正規の外部労働市場の従業員になって、貧困層になった。

で、アメリカでも日本でも上位数%のエリートの待遇は変わらないから、上位は反トランプが多いんだけど、上の下から真ん中は、生活水準が落ちたから、トランプかサンダースを支持しているんですよ。

林雄介with,you。