林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

専門書は読むのが難しいです。(検索回答)(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

どのレベルを専門書と呼ぶかによります。例えば、芦部憲法は基本書です。しかし、芦部憲法は佐藤憲法と宮沢憲法を保管するものなので、本来、3冊同時に読むものです。

さらっと書いてある本の方が難しいですよ。西村和雄の経済数学入門みたいに数式だけ書いてある本。

専門書というのは、大前提として、高校までの学習を全て終えていることを前提に書かれています。ですから、大学学部レベルの教科書でも、三科目入試とか、世界史とってないとか、物理や化学をとってないとか、そういう人は理解不可能な話です。

独学で専門書を読むといっても、専門書は学部用、大学院用があり、大学院用だと一教科だけ、単位来ましたけど、あまりの難しさに発狂仕掛けた本ありますよ。経済数学は、高等数学やってないと解けないんですよ。高等数学は、範囲が広いから、まあ、将来いるかなと思って履修したんですけどね。

一般的には、専門書の方が分厚い分、簡単なんです。薄い本の方が難しい。ですから、専門書が難しい場合、学部レベルの専門書か大学院レベルの専門書か?によります。

大学院の研究室で輪読する専門書だと、教授が理解できないレベルの専門書ありますよ。(英語)日本語なら、学会のジャンルに当てはまる内容なら研究者なら理解できますが、海外のだと難しいのありますよ。

行政書士関係で、読者は国立大が多いと思いますが、国立大でも難しい本を使って授業をやらない。民法でも、司法試験レベルのことはやらない。マーチでも、手を抜かないと学生がついてこれないと教員やってる先輩がいってました。

1、専門書のレベルが理解可能なものか?

2、高校の基礎知識が必要な専門書ではないのか?

3、学校の教科書なら簡単な本から読んだ方がいい。

4、同系統の専門書を10冊読めば大丈夫。

私は、経済学が理解出来なかったから、なぜこの数式が出てきたのか?そもそも効用というのは、なぜ考え出されたのか?

ですから、私の公務員の数学でも、数学学説史概要。政治学でも、物理でも最初に考えた人がいるから、ニュートンはなぜ万有引力を見つけようと思ったのか?学説史を読む。

アルキメデスの偽金を見分ける方法から、比重や体積の概念を生み出したように、指数がないと大航海時代に遭難していたから、指数計算が航海士や船長の必修科目だったように、集合を義務教育で教えるのは、コンピューターに必要な概念だから、財界の要請で義務教育で教えている、みたいな実用的な理由が必ず学問にはあるんですよ。

私の本に書いたように、統計学も賭博であたる確率を計算するために、賭博が趣味の数学者が発展させたんですよ。

意味もなく学問なんか発達しない。パトロンが金出さないし、自力で考えたなら、考えなきゃいけない理由があったんです。

ガリレオが、地動説の研究に命をかけたのも、ガリレオは熱心なキリスト教徒だったから、「復活祭の日付が違ったら、ちゃんとキリストの復活を祝えない」から、正確な日付を出すためには、天動説だと出ないから、地動説に変えたんです。

ガリレオは、科学者であり、熱心なキリスト教徒だからローマ教皇と戦ったんですよ。キリスト教徒が間違った復活祭をやるのは、キリスト教的におかしいから(ローマ法王、ウルバヌス9世が不信心だから、ガリレオが裁判にかけられたんです。)キリスト教的な復活祭の正確な日付より、教会の権威を重んじた。

そういう人達がトップだから、ルターにプロテスタント作られたり、英国にカトリックを離脱されたんです。英国のヘンリー8世は宗教学者だから、カトリックより知識があったんですよ。

あらゆる学問が密接に関わりあっているから、それを念頭に、あらゆることを学ぶべきです。

林雄介with,you。