孔子と出世について。（検索に回答します）。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

これは孔子が出世したのか？孔子の思想で出世できるか？というご質問でしょうか？

まず、孔子は司法大臣をやっています。ただし、戦国時代なので、日本で例えるなら、武田信玄に雇用されて、奉行をやりましたぐらいの感覚です。

孔子自身は１０年以上、仕官先を探しますが、戦国時代に「人の道」を説かれても、とりあえず隣国が戦争を仕掛けている状態で、それどころじゃないんですよ。ですから、孔子は仕官できずに、弟子の育成に乗り出します。

戦国時代はやがて、厳罰主義の法家思想の韓非子を取り入れた始皇帝が中国を統一、漢による王朝がはじまり、平和時代の体制維持の学問として広まります。

これは、卑怯なことをやりまくった徳川家康が、儒教を江戸幕府支配の洗脳に利用したことにはじまります。徳川家康も、商業の否定、武士の理財を否定しますが、孔子自身は金儲けは否定してませんよ、「無料で授業受けるな。礼儀として、貧乏人も最低限の授業料もってこい。それが人にものを教わる最低限の礼儀」と論語に書いてます。

無料で教えたら、本人も弟子も、後世、儒教を教える人も生活できなくなるから、「授業料は貧しいなら、貧しいなりに、最低限、用意しなさい」とわざわざ論語に残してあるし、授業料を最低限用意したものには、貧乏人にも教えたと書いてありますから、逆に言えば、「授業料用意していない相手には、教えていない」んですよ。

人にものを教わるなら、授業料用意するのが、最低限の礼儀ですよ。貧しいなら、貧しいなりに授業料で誠意を見せなさいね。ただで、授業を受けれるという賎しい発想を持ったら駄目ですよという釘さしを、わざわざ論語でしたわけです。

吉田松陰でも、福沢諭吉でも、授業料は払わせているし、大塩平八郎は無料で教えていたし、由井正雪も、貧しい人からは授業料を取っていませんが、反乱に動員して、門下生は幕府相手に戦って、死んだか、処刑されたんですよ。つまり、お金を求めないかわりに、「命を授業料に求めたわけ」、キリスト教も授業料取ってませんけど、弟子はほとんどローマ帝国に布教でとらえられ処刑されたんですよ。つまり、授業料がお金ではなく、命だったわけです。

孔子の教えと金儲けの両立は、渋沢栄一がやりました。儒教特に、徳川幕府、朱子学は体制維持の教えだから、本来、武士の仕事は金儲けなんです。武功で出世なんかできないんです。

柴田勝家、加藤清正も武功で出世したのではなく、領国の経営能力を評価されて出世したんです。関羽も領国の経営能力が高い人なんです。

脳筋に、領国経営任せたら、国を潰すから、武道派より、金儲け、経営能力を戦国武将は問われたんです。織田信長、豊臣秀吉、武田信玄、みんな金儲けをやっていたんですよ。武田信玄は治水で農業生産力を高め、金山で現金をてに入れた。信長、秀吉は貿易にてをだしたんです。

金ないと戦できないから。逆に、金儲けを賎しいと洗脳したら戦する金がなくなるから、戦国時代は終わる。だから、江戸幕府は金儲けや商人を賎しい存在にしたわけ。

その馬鹿政策を、明治時代に、金なきゃ欧米の植民地にされるだろ？ということで富国強兵したわけです。儒教も、孟子に国民の生活水準をあげてから、道徳を教えないと貧乏人に道徳を教えても守れるわけないだろと精神論の危険性をといているわけ。

論語は、弟子の過度な金儲け、もう地域一番の豪商になって、儒教の勉強はしない、それは弟子としておかしいよといっているわけ。顔回以外の弟子は、仕官して出世してますよ。顔回は、出世より、儒教第一だっただけで、孔子は生活捨てて、顔回の真似しろと弟子に強要してませんよ。

社会性はあったんですよ。包容力もあったから、できることをしなさいと。

林雄介ｗｉｔｈ，ｙｏｕ。

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