林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

参勤交代と平和。(*^_^*)関白と摂政。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

参勤交代というのは、平和になってありがとうございますという御礼を徳川家康に挨拶に行く。これは真田丸をやっていますけれど、全国の大名が関白太政大臣豊臣秀吉に、平和になった御礼に上洛するんです。

で、平和になった御礼に上洛しないと、「平和を望んでいない」と見なされて、秀吉に攻められるんです。実際に、戦国時代を終わらせて頂き、平和になってありがとうございますと北条氏が挨拶に上洛しなかったから、攻め滅ぼされたんですよ。

ちゃんと、理由があって慣例がスタートしていますからね。ちなみに、関白太政大臣はどれくらい偉いか?わかりますか?

実権ない名誉職なんです。天皇の成人後の補佐は関白がやるんですが、関白と摂政は、実務に関わるの禁止されているんです。ですから、藤原道長も関白就任を拒否して、内覧(天皇に上奏される文章をチェックする秘書官みたいな仕事。)兼任大臣をやったんです。ちなみに摂政を聖徳太子昭和天皇が皇太子時代にやったように摂政は決裁権があります。関白は天皇の補佐役なので決裁権ないです。なので、准摂政という決裁権がない摂政もあります。藤原道長は関白→准摂政→摂政の順に昇進しています(天皇道長に決裁権を渡したくなかったから、准摂政に昇進。道長天皇と対立していたから関白に就任すると実務権を天皇に奪われるので、関白に就任できなかった。)

関白太政大臣は実務権ないんですよ。ですから、実務は公家の左大臣がやるんです。宮中のことは右大臣、左大臣に頼んでやってもらわないと、自分ではできないんです。実務権ないから。

ちなみに、今は織田信長が、本能寺の変の直前に太政大臣任官を受けた説が有力になってはいるんですよ。昔は、朝廷と対立して明智光秀に殺された説がありましたが、内諾している説が有力になっていますね。

林雄介with,you。