林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

佐藤慎一主税局長が財務省次官に昇進。(*^_^*)福田淳一、岡本薫明次官ルートか?

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

佐藤慎一主税局長、1980年入省。

田中一穂次官、香川俊介次官、木下康司次官(1979年入省)。

佐藤慎一氏は1980年入省組。東大経済学部卒。主税畑を歩む。当然、主計局、東大法学部が本流の次官ルートからは外されていた。

1980年入省組は、稲垣光隆が財務次官候補で主計局畑。林信光も財務次官候補

稲垣光隆は、斎藤次郎大蔵事務次官日本郵政初代社長)の娘婿。斎藤次郎小沢一郎の盟友で、竹下登内閣の時に小沢一郎とパイプができ、次官就任後は細川内閣で福祉税を考えた人物。つまり、消費税の産みの親。消費税よりも小沢一郎とのパイプが問題となり斎藤次郎の子分は更迭。

よって稲垣光隆氏も、関税局長から2013年に国税庁長官を経て2014年に財務省退官(木下事務次官の退官。木下事務次官の同期の香川俊介次官就任。香川次官就任とともに80年組の次官候補の林信光理財局長が国税庁長官に就任。田中事務次官誕生とともに退官)同期は高橋洋一民進党岸本周平自民党後藤茂之、寺田稔。

佐藤慎一氏は東大経済学部のため、事務次官にはなれないため留任。過去、早稲田大学出身の勝栄二郎財務省次官に昇進しているが、勝氏は東大法学部に学士入学して学歴ロンダして、最終学歴上は東大法学部卒として大蔵省入省。

事務次官コースの財務省主計局長には福田淳一官房長(1982年入省)。

田中一穂財務次官誕生で、次期次官は佐藤慎一、その次が1982年の福田主計局長。1981年の中原広国税庁長官(理財局長)は飛ばし1981年は次官にしない説が有力。

本来の財務省主流人事でいえば稲垣光隆が財務次官。ただし、小沢一郎系の斎藤次郎の娘婿なのでパージされた。

官僚人事の怖いところは、政治家とパイプがある官僚は政治家が失脚した時に飛ばされますからね。

ちなみに1981年組は浅川雅嗣(財務官)、中原広(国税庁長官)、1982年組は福田淳一官房長(主計局次長)、迫田英典(理財局長)、1983年組は、岡本薫明財務省官房長。

規定ルートだと財務慎一事務次官福田淳事務次官→岡本薫明事務次官

ただし次官候補が死んだり、引責で変わることはよくありますからね。ですから予備候補が残してあるんですよ。

林雄介with,you。