林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

英国の胡瓜と日本のかき氷。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

英国は北海道の位置にありますから、寒い。寒いですから、きゅうりは温室でしか栽培できないのです。

ですから、キュウリのサラダというのは貴族しか食べれなかったんです。それで、アフタヌーン・ティーにキュウリだけを薄く切って、キュウリは高級品ですから薄く切って、キュウリだけのサンドイッチを出す。肉よりキュウリの方がはるかに高いから、アフタヌーンティーのメインはキュウリのサンドイッチだったんですね。

椿山荘も私が大学時代には、都内で唯一、キュウリのサンドイッチを出していましたから、アフタヌーンティーのお客さんは欧州人ばかりでしたね。今はフォラグラとかに変わっちゃったんですが、英国人はキュウリを好む、日本人のおせちや松茸みたいな感覚です。

日本では、枕草子のかき氷、江戸時代でも、富士山とか北陸から真夏に江戸城に氷を運ぶんです。平安時代天皇に氷を献上する。砂糖がありませんから、甘葛の汁をかけて、かき氷を食べる。もちろん、天皇やお妃しか食べれないんです。清少納言も、ちょこっと貰えるんですが、普通の貴族も食べれない。天皇とか大臣だけが、真夏にかき氷を食べれたんです。

林雄介with,you。