林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

参勤交代は大名を疲弊させる制度ではない。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

マルクス史観で歴史を作っちゃったから、結論ありきなんですよ。参勤交代も、石高で人数を決めているのは、大名家が人数を決めれないし、明確に細かくマニュアル化しておかないと、藩を潰すレベルの参勤交代をやってくる藩主が出てくると困るから。

あと100万高の前田と10万高の大名が参勤交代の規模が同じだと前田が気を悪くするから、大大名ほど規模をでかくしてある。

薩摩は、関ヶ原の時に西軍だったにも関わらず石高を減らされていないかわりに、上杉、毛利(石高減らされた)が不公平感を持たないように、幕府の土木工事やらされている。関ヶ原の時に、3分の1程度に石高減らされていたら、土木工事やらされていない。あと、大大名の前田家が江戸城普請手伝いとかやってるから、石高基準の工事負担が薩摩の負担になった。(前田は工芸品とか別の経済収入がある。米の取れ高ではなく藩の財政規模を金銭換算すると、薩摩に石高相当の財政負担能力がない。幕末、砂糖きびを奄美大島で作らせて、米以外の商品で財政再建した)。

林雄介with,you。