林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

大変な時代に生まれてきた方が、何百倍も勉強になるのです。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

よく私の話を理解していない方が、将来が暗いなら結婚して、子供を残さない方がいいと思いますと、言うんですが、大いに間違ってます。

大変な時代というのは、いつも書いていることですが、素晴らしい人が大量に生まれてくるのです。

平穏無事な時代というのは、凡庸な人しか生まれてこないか?あるいは、芸術家や作家、文化人として生まれてくる。思想家や立派な政治家というのは、乱世にしか生まれてこないんですよ。

孔子老子諸子百家と呼ばれる中国の思想家が乱立した時代は、戦国時代です。戦国時代だから、わざわざ聖人が生まれてきたのです。鎌倉時代も、日本仏教の宗祖が大量に生まれてきましたが、乱世であり、最後に生まれた日蓮は神風を吹かせて元寇を撃退しました(台風と日本以外の地震による津波のWパンチで一夜にしてモンゴル軍を壊滅させたのです)。

バブル経済で享楽的で退廃的な快楽生活を送っていた時代に、誰が思想の探求をするのでしょうか?。

平穏無事で、金銭的余裕があれば、小人、閑居にして不善をなし、地獄に落ちるだけでしょう?で、地獄に落ちて改心して、生まれ変わって、勉強しなおしている。実に、無駄な人生と言わざるを得ないです。

また、明治維新の時も、吉田松蔭から勝海舟、尊皇も幕府方も、とんでもない偉人がわざわざ生まれ変わって来たのです。

日本は、1941年から太平洋戦争がありました。で、敗戦で大変な時代になりましたが、高度経済成長を成し遂げました。なぜ、私が太平洋戦争を防ぐために生まれ変わらなかったのか?。

太平洋戦争の時に、偉人を投入したら、戦争回避できましたよ。なぜ、日清、日露のように偉人を生まれ変わらせなかったのか?1つは、日本が民主主義国として再生するためです。敗戦で日本は経済大国となり、財閥解体や農地解放、華族廃止をやった。(韓国や開発途上国は、財閥解体や農地解放が不十分だから超不平等な格差社会

もう1つは、これから太平洋戦争より大変な時代になるから、生まれ変わりできる偉人を温存させておいたのです。(偉人は生まれ変わっているが学者や文化人になっていた)

釈迦が出てきた時代も、釈迦族滅亡してますよ。インドの戦国時代に釈迦は生まれてますからね。

釈迦や孔子や吉田松蔭にリアルタイムで会いたかったら、大変な時代に生まれてこいということです。また、大変な時代であっても、子供達にしたら、素晴らしい偉人がたくさん生まれ変わってきて、科学や思想が発達する、それをリアルタイムで体験できますから、平穏無事な時代に生まれ、平穏無事に死ぬ一生の100回分ぐらいの価値ある一生になるわけです。

有りがたいことですよ。真理を得られなかったら、何万回でも無駄に生まれ変わるから、その方が私からしたら、困難な時代に生まれてくることより、気の毒ですけどね。

平穏無事な時代に釈迦や孔子が生まれてきても、自己実現に忙しくて、まず真剣に真理なんか学ばないですよ。大変な時代だから、人はなぜ生きるんだろう?とか考えるだけで…。

林雄介with,you。