林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

なぜ受験勉強をする必要があるのか?。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

学歴別賃金格差が拡大しているからです。

高卒でも億万長者みたいな極端な例をあげる人がいますが(そういう本の方が売れる)、偏差値別で生涯年収をみると、東大、京大、早慶の生涯年収の方がマーチより高く。マーチの方が日東駒専より高く、日東駒専の方が高卒の平均生涯年収よりは高いのです。

20年前は、早慶日東駒専の生涯年収格差は1億程度でしたが、社長の年収が10億みたいな企業が出てきましたから、米国のように、ハーバード卒と高卒、無名大学卒の年収格差が10倍、20倍、下手したら100倍みたいな状態になってきているのです。

私個人としては、学歴別賃金格差が小さい社会を目指していますが、私の理想はお花畑ですから、現実的に学歴別賃金格差が拡大している現状を理解すべきです。

つまり、因数分解や過去現在進行形、あるいはベクトル、数列、そういう生きていくのに必要なのか?社会人になって使うか?という無駄な知識を暗記し、ペーパーテストで7割以上を取って、受験に合格することで、生涯年収が何億円も増えるのです。

というより、生涯年収が何億円、下手したら10億円単位で増えなければ、因数分解微積分、行列、ローマの歴代皇帝というどうでもいいことを覚える理由がありません。

これが、学校の先生や進研ゼミ、Z会でも教えてくれない、いや、教えたらまずい、受験勉強を頑張らなければいけない本当の理由です。

日本は、学歴差別を最低限にしてきた先進国では珍しい国です。学歴フィルターというのは、日本は以外の先進国では当たり前に存在するのです。

一流大学出身者以外に、幻想を抱かせてくれる大企業は日本にしかないのです。

しかし、もう大学生になった人、卒業した人はどうすればよいのか?。その答えも米国にあります。学歴を更新していくのです。

日本は塾や予備校が受験生を脅し、もうけるために、学歴ロンダリングに悪いイメージを植えつけ、早慶がエスカレーターで無試験で大学に入れるにも関わらず、18歳で入った学歴が、死ぬまで有効という洗脳を行ってきました。受験産業の悪質な洗脳です。

米国は、学歴差別をするかわりに、高い収入が欲しいなら、学歴を更新すればいいという考え方が一般的です。ですから、高卒のおっちゃんが10年ぐらい働いて、ハーバード大学に入学し、年収が何倍する仕事に転職するのです。

米国は、学歴ロンダリングを良いもの、素晴らしいものと考えていますから、日本も必ず米国追従で、学歴ロンダリングは正義に変わるのです。

ですから、高卒だろうが、東大、早慶に入り、働いたら、大学院に行き、最終的に高学歴になって、賃金格差を解消すればよいのです。

林雄介with,you。