林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

もしも江戸時代に、林雄介が生きていたら。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

「よくわかる武家諸法度」。

仇討ち。

我が国は法治国家です。仇討ちは、法度に乗っ取り手続きを行います。

また、双方の言い分を聞き、公正に仇討ちの是非を判断しなければいけません。

手順。

1、仇討ちは、仇討ち許可が必要です。藩庁において十分に吟味します。

ピンポイント→大目付に見せること。藩主は不要。家老はみないので、大目付が事実上の最終確認をします。

(ここで差がつく武士)、仇討ちにあたっての認可は第三者証言、状況証拠を重視します。→泰平の世なので、お家存続のために虚偽申告をする可能性を熟慮してください。

(最終チェック)

氏名、年齢、身分を藩庁の帳簿につけ、仇討ち証文を発行します。

(ワンポイント)

近年、仇討ちの長期化により、仇討ち成就後に、藩庁に仇討ち名簿が遺失している事案が多く報告されています。

武士の皆さんには、仇討ち証明はルーティンワークですが、「仇をうつ側」は数十年に渡り、全国行脚します。「もし、あなたの親がいきなり同僚に討ち取られれば、あなたも仇討ちをしなければなりません。仇討ちは他人事ではなく、誰にでも起こり得ることですから、誠意を持って事務処理してください。」

次巻は、「あなたの藩に水戸黄門がやってきた」(後腐れのない幕府監査の対応手引き)です。

御三家から評定書まで幅広い顧問先をもつ林雄介だからこそ書ける一冊。

昌平坂学問所や各藩藩校御用達。幕府教科書の著者は林雄介だけです。

林雄介with,you。