林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

何を学ぶか?1。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

何を学ぶか?。

生涯賃金があがる可能性が高いことを勉強する。その時に、米国を参考にしたら、日本のこともわかるんです。

私は法学部にも学籍はあるんだけれど、専攻は経済なんです。なぜ経済を専攻しているか?というと、米国は弁護士が大量にいて食べていけない。ですから、弁護士は確実に増やすということはわかっていたんですよ。

20歳はやく生まれていたら、司法試験で法曹に進んだと思いますが、私が公務員になった時は、弁護士が増えるのがわかっていましたから、じゃあ、法律を作る前の経済を中心にして、政治、法律、社会学に広げていったんです。

というか、生涯賃金が高くなる職業を見つけるのは経済学の仕事なんですよ。非正規雇用の薬剤師さんなんかは初任給は高いんだけど、昇給がない。これ怖いんですよ。

20代だと資格職や肉体労働やった方が給料が高いんだけど、正規雇用は昇給がありますからね。

20代で同世代よりお金を持っていると、危機感ないんだけど、40歳になったら昇給で抜かれて、生涯賃金で勝てない。あるいは、肉体労働が無理になるわけですよ。

肉体労働は、スポーツ選手と同じだから、40代、50代は管理職になれればいいんだけど、そういう発想がない人が多いわけです。

何を勉強すべきか?の第一は、金儲け。霊なら生活費はいらないんだけれど、人間は生活費が必要ですから、そうすると、生活費を確保する方法を最初に学ぶ必要があるわけです。

心や精神や魂の豊かさというのは、現代社会では、金儲けの次です。修験者みたいに、役小角さんみたいに、山野で修行しても自給自足は無理ですよ。土地があれば固定資産税を払わないといけない。国有地や私有地で、自給自足やったら犯罪ですからね。

役小角も犯罪者ですよ。国が土地を割り当てて、農作させて、税金を取っていますから、古代でも出家したり、修験者になったら犯罪になるんですよ。出家者は定員が決まっていて、お寺に入って出家しないと、逃亡罪になるんですよ。空海は、大学生で、伯父さんが皇族の家庭教師をやっていますから、勝手に修行して逮捕されませんでしたけど、一族が有力者じゃなきゃ、逮捕されてますよ。

世捨ても簡単には出来ないんですよ。中国の晴耕雨読とか言ってる知識人は官僚か官僚予備軍。諸葛孔明も、名家の出身ですからね。

古代でも本が読めるというのは、相当、エリートだから、普通に本を読める人間は世捨て人的なことできますけど、江戸時代の日本人でも、普通に本を読める人間は1、2%と言われています。

識字率60%というのは、名前や地名がわかるというレベル。本が普通に読める水準だと武士か庄屋しか無理ですよ。

西洋でも、知識人が貴族や王様の家庭教師をやる。あれは、本が高いから国家予算で買わせないと、知識人が個人所有するのは無理だからです。

シェークスピア替え玉説も、本の値段の問題。シェークスピアが本から知識を得たとして、シェークスピアに本を買うお金があったか?という問題なんです。で、シェークスピアが作品を書くのにどの程度の本を読んでいれば書けるのか?という研究があって、シェークスピアが受けた基礎教育で読むであろう本で書けるとは言われています。

マキャベリ、金持ち説も、マキャベリの実家が数百冊の蔵書があるから、本というのは自動車と同じ値段でしたからね。

一般庶民が本を読めるようになったのは、20世紀以降。江戸時代は、10冊、自前で知識人が本を持っていたら、相当、裕福と言われていた時代です。

貸本。江戸時代は、金を払って借りて読むことを前提に本は作られていますからね。物価比較が難しいですが、江戸時代の町民の数ヶ月分の生活費が本の値段ですから、買うのは無理ですよ。

林雄介with,you。