林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

大学で学べる唯一のこと。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

大学でしか学べないことというのは、雑談だと思います。

伊東光晴教授の授業と放送大学伊東光晴の講義内容は、ほとんど同じなんですよ。じゃあ、何が大学の授業と放送大学のテレビ放送と異なるか?というと、講義の合間に雑談をする。その雑談は、テレビに流せないし、下手したら、本にも書けない本音トークになるわけです。

建前の部分なら、本か論文に書くわけですよ。本か論文に書くなら、講義は受ける必要ないですからね。

人間って、ツイッターで絡まれるからわかったことなんだけど、綺麗事だけ聞いて生きていたい未成熟な人がかなりいる。しかし、そういう綺麗事で生きていたい人も、自分の損得勘定だけはやるんですよ。

私の持論ですけれど、現実主義者というのは、本質的には理想主義者なんです。理想主義者というのは、本質的には現実主義者なんです。

韓非子とか荀子みたいな性悪説の人間というのは、本質的には理想主義者。孔子というのは、大臣をやっていたから、現実主義者に決まっています。最高裁判事経験者で、死刑廃止論者がいるでしょう?亀井静香さんも死刑廃止論者でしょう?。

現実主義を能力的に突き詰めていくと、理想主義になるんですよ。

日本の戦前の五族協和みたいなのは、国柱会や宗教の影響を受けてますから、立案した人達は本気で西洋に対抗するアジア連邦みたいなのを考えていたんですよ。

戦前の右翼が考えた理想のアジアと鳩山由紀夫が考えている理想のアジアと、ほぼ同じものですよ。戦前の右翼も反米アジア主義鳩山由紀夫も反米アジア主義でしょう?。

理想主義の最後の敵は、人間のエゴとの戦い。共産主義とか、ロバート・オーエンとか理想郷を目指すと人間のエゴに負けるわけです。

人間には欲望があるから、理想郷は社会制度を変えても作れないんですよ。人間そのものが改善されれば、どんな社会制度、どんな国でもそこが理想郷になるんですよ。

林雄介with,you。