林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

金正男暗殺。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

金正男氏のご冥福をお祈りいたします。

さて、金正日は、異母兄弟の暗殺は行っていません。去勢はしましたが、殺害はやらなかったのです。

金正恩氏は33歳。金正男氏は、中国等が北朝鮮制圧時にトップにする可能性があった人物です。

また、北朝鮮でクーデターが起こった場合、金正恩を排除し、金正男氏がトップについた可能性があります。

金正恩が、異母兄弟である金正男氏を暗殺したのであれば、独裁政治の末期症状が北朝鮮で起こっていると言っても過言ではありません。

金正恩は、ライバル殺害のつもりでしょうが、金正男にトップを変えることが不可能になった北朝鮮軍部や中国は、北朝鮮金一族そのものの抹殺を考えるはずです。

北朝鮮の場合、金正男氏の存在が、いざとなったら金正男を主席にすればよいというクーデターの抑止力だったのです。しかし、金正男氏が暗殺されたことで、軍部ももう金正恩を殺す以外に選択肢がなくなったのです。

金正男というガス抜きがなくなったことで、全ての不満、憎しみは金正恩に集中します。政治学的には、1、2年で北朝鮮の内部崩壊と中国、ロシアの朝鮮半島南下、あるいは、トランプとプーチン協定で米露による朝鮮半島の分割統治もあり得るでしょう。

日本にとって最悪のケースは、南北朝鮮で内戦をやり、朝鮮戦争のように大量の難民が日本に押し寄せることです。

韓国は政情不安定、北朝鮮はいつ金正恩暗殺が起こってもおかしくない状態で、金正恩が日本を道連れに核攻撃を行い自殺をはかる可能性もあるでしょうね。

林雄介with,you。