林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

反日と聖戦。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

欧州ジョークで、英国の首相とフランス大統領が、会談する時に、いつも、お互いにフランスは嫌いじゃない。英国は嫌いじゃないと言っているから、「わざわざ毎回、嫌いじゃないと言うということは、相手のことを相当嫌っている証拠」というジョークがあります。

昔、クークラックスクラン(白人至上主義者)のリーダーが、「ユダヤ人の鼻はなぜあんなに大きいのか?空気が無料だからだ。」HaHaHaという最低なジョークを言っていたんですが、中学の時に読ん本に書いてあったんですが、ユダヤ人のラビが書いた本に、「空気が無料だからユダヤ人の鼻が大きい」というユダヤ人に対するヘイトジョークを考えたのは、ユダヤ人の自虐ネタと書いてあって、もっと衝撃を受けましたね。(ユダヤ人ヘイトジョークの大半は、ユダヤ人が考えた自虐ネタ…。)

さて、金正恩が米国や日本を敵視していますが、海外留学経験者ですし、「本当に嫌いなら、話題にしない」と思いますよ。

好きでも嫌いでもないから、政策ツールに使えるのです。

十字軍も、「イスラム教のことを知っていて派兵した」わけじゃなくて、当時、ローマ教皇の権威が低下していた。で、ローマ・カトリックの支配力を強化したがっていた時に、イスラム教がなんか神聖ローマ帝国を攻撃してきたので、ローマ教皇が音頭をとって十字軍を派兵したら、「ローマカトリックの支配力が強化されるんじゃないのか」というカトリック側の都合で、いきなり十字軍を派兵したから、いまだに揉めてるんですよ。

エルサレムの巡礼の安全確保だけなら、イスラム教と外交交渉すれば、話し合いで解決できたんですよ。イスラム教側も、カトリックに攻撃を仕掛けたわけじゃないのに、いきなり「イスラム教討伐軍」を出してきたから、ぶちギレていまだにイスラム教テロをやっているんです。

イスラム教側は、地域的な侵略で宗教戦争の意図なし。カトリック側は、「キリスト教圏内における、特にキリスト教圏内の国王をカトリックが支配するため」に十字軍を派兵しただけですよ。

イスラム教側を、キリスト教に改宗させるための宗教戦争ではなく、カトリック内の権力闘争が十字軍だから、イスラム教の虐殺をやったわけ。宗教戦争なら、相手が改宗すれば終わりなんだけど、十字軍はキリスト教内の勢力争いに利用しただけだから、イスラム教は関係ないんですよ…。

大義名分通りに戦争なんかやらないですよ。宗教戦争も利権争い。

テロリストはともかく、国家や大規模宗教は利益がなきゃ動かないから、イデオロギー闘争なんかやりませんよ。中国共産党も、「ちゃっかり共産主義やめて自由経済に移行しましたよね?」

林雄介with,you。