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イエスとマグダラのマリアが結婚していたとい話は聖書外典ではポピュラーな話です。
2世紀頃の福音書には、イエスとマグダラのマリアが結婚していたと書いてあるのです。
キリスト教というのは、ローマ教会、エチオピア教会、イスタンブールの教会、5つの教会が主導権争いをしていたのです。
で、当時のローマ帝国の国教はローマ教会です。
キリスト教ですが、最初はイエスと弟子の集団があった。イエスが処刑され、パウロによるローマ伝道がはじまった(パウロはイエスと面識がないので、イエスのアラム語の教えがギリシャ語のパウロによって布教されるプロセスで、中身が変わっているのです。→処女懐妊というのは、世界中の神話にあり、ヘレニズム文化の影響で、処女懐妊の話が加わったのです。
イエスに兄弟がいた話は、カトリックの福音書にも書いてありますから、兄がいる以上、マリアは処女ではないのです。
つまり、ヨセフとマリアが普通に結婚して生まれたのが次男のイエスなのです。釈迦が生まれるときに母親のお腹に白い象が入ってきたとか、甘茶が降ってきたとか、モーゼが海を割ったたぐいの話と同じです。
パウロ伝道後、ローマ教会は、ローマから迫害されつつ、三位一体説等の教義を完成させ、ローマ教会の教義と異なるキリスト教を全て異端として迫害します。
この迫害時にネストリウス派やグノーシス主義の福音書は破棄されたのです。それが19世紀から20世紀にかけ、エジプト等から古代パピルスにかかれたローマ教会が迫害した福音書の現物が発掘されたのです。
ちなみに、ローマ教会の福音書もQ資料と呼ばれるイエスの言行記録を改ざんして執筆されたものなので、Q資料そのものが発掘されれば、改ざんされた箇所がわかるのです。
しかし、トマスの福音書等の分量から、おそらくパピルス1枚程度の言行記録をもとに、話を膨らませたのです。→イエスの言行記録は、A4用紙1枚に、100個程度の台詞が書き記されたメモのはずです。ですから、マリアの処女受胎等の話を創作する必要があったのです。
初期仏教経典も、パーリー語のポエムですから、釈迦の言行記録も、キリストよりちょっと多いかな程度しかないのです。それを創作、増強したのがお経です。
ちなみに、日本の仏教経典は、釈迦の死後、1千年以上たってから、創作されたお経なので、釈迦本人の言葉はほとんど残っていません。上座仏教と呼ばれる東南アジア等に広まった仏教が釈迦本人の言行録を比較的、反映したものですが、大半は創作です。
キリストも釈迦も、具体的に弟子や聴衆に理解できるように話したため、普遍的な経典ではなく、部分的な言行録しか存在しないのです。
本当に、釈迦やイエス自身の言行録を探せば、やはりA4、1、2枚程度しかないはずです。弟子が話を膨らませて、お経や福音書にしたのです。
もちろん、霊的にみれば、イエスも釈迦も弟子を守護して福音書や経典を書かせたので、弟子が書いた時代のベターな教えに釈迦やイエスが編纂してはいるのです。
霊的存在である釈迦やイエスに守護されて書いた聖典という意味であれば、ほとんどの教典が本物でもあるのです。しかし、この教典同士が相互矛盾するのです。
つまり、絶対的な真理は存在せず、時代、時代、理解度に応じたベターがあるというのが、正しい宗教理解なのです。
林雄介with,you。