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結論から書くと、歓喜天を管理している十一面観音様や観音様の方がはるかに怖い神様です。
歓喜天は、十一面観音様とセットになっています。観音様というのは、「あらゆる人間を救済するとともに、あらゆる人間を聖人(観音)に成長させようとするお働き」があります。
鎌倉仏教の開祖の艱難辛苦も、基本的には観音様の篤い守護によるものです。極端な話、日本人の聖人は大なり小なり、観音様に守護されていたのです。
観音様の大愛は、現世利益を越え、全ての人類に観音のような聖人になって欲しいという、かなり怖いご性質があります。そのため、あらゆる人間を救済しますが、人間にあらゆる人間を救済できる能力を持って欲しいと考えているのです。
また、観音様は全ての仏に化身可能なので、不動明王や歓喜天にも化身できます。
歓喜天が、どれほど現世利益を与えようとも、十一面観音様がセットになっているので、「人間としての努力、向上」を求めてきます。
観音様も、困っていれば助けてくれますが、それは人間を努力させ、向上させるための方便でしかないのです。
歓喜天が、強烈な現世利益を与えてくれた場合、それに見あった精進努力を必ず十一面観音様は、人間に期待します。そして、十一面観音様の方が歓喜天さんよりも権限が上なので、精進努力のためのモチベーションアップとしての現世利益しかないのです。
正しい神仏は、全て精進努力を前提に守護します。
例えば、ハーレムを作ってくださいと歓喜天さんに頼めば、「本当にハーレム」を作ってくれる可能性はあります。ただし、来世、出家させられるとか、恋愛運0にされて苦しむとか、バランス調整をしてきます。
正しい神仏ですから、祟りませんが、現世利益が強烈な分、「強制的に精進努力しなければならない環境」に追い込まれることだけは間違いないと思います。
歓喜天でも、三宝荒神でも、現世利益が強烈な神様というのは、必ず、強制的な精進努力を求めてきます。そのシステムを知らない人が、環境が厳しくなると、祟ったと解釈しているだけなのです。
ちなみに歓喜天さんの、本当のお仕事は、人間の努力の度合いのチェックです。どれくらい世の中のために生き、徳分を積んでいるかを調べてくれるという仕事が本業なのです。
副業が、現世利益を与えることで、本業は、どれくらい精進努力し、徳を積んでいるか?を人間に教える仏なのです。
要するに、「精進努力して、徳を積めば、誰でも開運できますよ」という神様が歓喜天さんなのです。
三宝荒神さんは、努力の結果を必ず現世利益にする神様、歓喜天さんは、現世利益を与え、努力精進するモチベーションアップを与える神様と考えればよいのです。
ちなみに、得意分野は、繁殖です。子孫繁栄の前に、そういう行為をしなければ繁栄しませんから。不妊治療に特化した神様という見方もできます。
子宝そのものは、白龍神。
子孫が残らない運命を変えるのは道教の天帝、北極老人(いんしつ録を学び徳を積む)。
安産は、〇龍さん。
林雄介with,you。