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白山は石川県の白山ひめ神社という縁結びの神様です。白山は、イザナギ、イザナミと菊理姫様をお祀りしています。
この菊理姫様という神様は、謎の神と言われています。最近、一部の新宗教やスピリチュアル系の本でも、名前が出てくるようになりました。
唯一、古典にある記録が、「イザナギ、イザナミの夫婦喧嘩の仲裁をした神」であるという以外に記録がないため、何の神様かわからないのです。
また、同和地区には白山神社が祭られているため、さらに謎を呼んでいます。
同和地区に関しては、菊理姫様は、十一面観音や白山権現に化身するから祀られているのです。浅草観音と同じように、最高神の一柱なので、社会的に虐げられている人を救済するために、十一面観音に化身し、白山神社として、同和地区に祀られているのです。
イザナギ、イザナミは天照大御神やスサノオの親神です。天照大御神とスサノオの親神の仲裁をできる神様というのは、普通に考えれば、イザナギ、イザナミより力を持っているのです。
要するに、隠された最高神の一柱なのです。
最高神であるから、上も下も、全て救うのです。神の喧嘩の仲裁もすれば、江戸時代に最下層の身分とされ、差別戒名を寺からつけられるような理不尽な扱いを受けていた同和地区の人を救済するために、白山神社は同和地区に祀られたのです。
救ってくれるという実感がなければ、同和地区に神社なんか作れませんから、同和地区の人が菊理姫様なら救ってくれると実感したわけですよ。
しかし、人間と日本を作ったイザナギ、イザナミですら「逆らえない」神様が菊理姫様です。
ちなみに、浅草の待父山の聖天にも、十一面観音がお祀りされています。悪神だった歓喜天と夫婦になり、改心させ、善神にしたのが十一面観音です。
菊理姫様や白山を前面に出さずに、十一面観音として、日本中に祀られているのです。
林雄介with,you。