林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

本当に人生に役にたつ本というのは、教科書に載せれない。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

7割を8割にするには、10倍の努力が必要。

例えば、本。論語であるとか、私がスキルアップや他著で紹介した古典を読めば、7割の教養は身につきます。極端な話、6割の古典教養は100冊、7割の教養は1000冊の本を読む必要があるとすると、7割を8割にするには1万冊、8割を9割にするには10万冊の本を読む必要があるのです。

ですから、6割までなら、大学時代に、あるいは20代で身につく教養ですが、7割、8割の教養、知識というのは、50代、60代を越えないと物理的に難しい分量だと思うのです。

最近、私が読んでいる本は、7割、8割の本です。これは、受験でいえば、ほとんどの受験生が答えられない難問奇問で、さらに、合格には必要がない知識です。

最初の6割は、誰でも知っているような古典や本を読む。これは、賢くなったというのが、他人にもわかるんですが、7割、8割の本は、タイトルや著者を言っても世の中の大多数の人がわからない本になるわけです。

先日、自民党山本幸三元大臣が、「アフリカの黒いの」という失言をした。山本さんは東大、大蔵官僚でハーバードにもいっているんだけど、失言が多いのです。

おそらく、入試に出る夏目漱石森鴎外は読んでも、入試に出ない永井荷風や谷崎、耽美派のエロ小説を読んでいないタイプの人だと思うのです。永井荷風も、基本的に売春宿に出入りする話ですから、教科書に掲載なんかできないんですよ。

しかし、教科書に掲載出来ないような本や古典の方が実生活に役立つことは書いてありますよ。教科書にのるような話は人間の建前だから、あんまり役に立たない。可もなく不可もない話ばかりです。

教科書に載せたら、問題になるような本に、人間の本音の部分が書かれているわけです。

それを、皆さんには、頭に入れて、覚えておいていただきたいわけです。

林雄介with,you。