林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

BtoBとBtoC。マスコミ衰退の原因と戦略的出世論。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

日本で消費者向けビジネスというのは、実は、社会的ステータスが高くはないのです。

例えば、商社は本流は、BtoBの鉄鋼や石油です。

BtoCで、財界で影響力があるのは、自動車ぐらいです。しかし、自動車は単価が100万単位で、しかも法人営業が大きな比率をしめます。

同じように、ソフトバンクやNTT、au、docomoもBtoCに見えますが、法人契約の方が比率が大きく本流は、法人契約にまわされます。

コンビニも、商社等から社長が天下ることも多く、また、商社の出世コースはBtoBなので、出世コースならBtoCの素人といえます。

マスコミの衰退も、優秀な人から、組織運営上、BtoBの代理店や企業からCMを取ってくる仕事にまわします。

博報堂電通も、BtoCで一般人を顧客にしているのではなく、BtoBで企業をお客にしています。

つまり、「BtoB」の方が取引金額も大きいので、重要度が高いのです。

銀行も、個人相手に薄利多売の商売をやればつぶれますから、法人相手が主流です。

私も、窓口は出版社ですから、BtoBなんですよね。BtoCなら、個人相手に本を売ることになりますが、無理ですよ。

Amazonも、小売りに見えますが、仮想空間の販売場所を提供しているだけで、やり取りは出店者の責任ですよね?。

公務員でも、本流は議会対応か予算か人事でしょ?。議会は、BtoBですよ。議員は、有権者代表だからCではなくてB。

Cに該当するなら、市民の窓口対応だけになる。

で、市民個人を越えて、相手が組織を連れてきたら、それはBtoCではなくて、組織対応だからBtoBになるんですよ。

自分の仕事を、今やっていることが、BtoBなのか、BtoCか判別し、お金になるのは、あるいは出世に結びつくのはBtoBだということを、一回、皆さん整理するといいですよ。

ただ、BtoBは、Bの向こうにいるC、消費者の動向が見えなくなるんですよ。BtoBで利益を確保して、利益外のマーケティングで、BtoCをやるといいと思いますよ。

林雄介with,you。