林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

危機管理と就活。日大アメフト事件は、日大就活生に悪影響があるのか?。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

最近、個人名を出すと広く報道された名前でも削除依頼が来ます。基本的には、「愉快ではありませんが、私が怒り、争う」と不幸な人はより不幸になりますし、特に削除依頼を出してきた方の社会運がゼロになる危険性が高いので、宗教的慈悲心から、なるべく削除依頼に関しては、争わず応じています。

しかし、削除依頼を出してくる側が馬鹿なのです。私は単純で扱いやすい人間なので、削除依頼を出すより、私の本の読者になり、「相談の手紙」を書けば、blogの記事の有無に関わらず、幸せになる方法を助言できます。

そもそも、blogのデジタル・タトゥーで、再就職に悪影響が出ることは能力が高ければあり得ないことです。

つまり、ネットのデジタル・タトゥーの悪評よりも、能力が足らないことが問題なのです。正確には、能力と徳分です。

さて、日本大学にも、私の熱心な読者がたくさんいます。

まず、就職で日大アメフト不祥事が問題になることはありません。「日大大変だね?」という就活における人事の質問は、「今日、雨で来るの大変だったでしょ?」と同じレベルの質問です。

わかりますかね?。切り返す能力があるかどうかを見ているだけで、不祥事を起こした大学の学生をすべて不採用にする企業というのは存在しないのです。

少なくとも日本大学がそれをやられることはないんですよ。

で、いつも書いているように、就職は大学ごとに採用するので、東大と早稲田が競うこともあまりないですよ。マーチはマーチ。早慶早慶。東大は京大。日大は、日東駒専の学校群の中で採用するんですよ。

例えば、メガバンクでも商社でも、東大だけで何百人も集めれないし、集めてもやめるし、管理職ポストもないから、やはり、東大は1割でいいんですよ。で、早慶あたりで2〜3割、帝大で2割、マーチで何割みたいに、わけて採用する。

例外もありますが、普通は同時採用ではなく、わけて採用するのです。ですから、日東駒専からも一定数採用しなきゃいけない関係上、特定の大学、少なくとも、普通の上場企業の人事が名前がわかる大学を全員不採用にすることはあり得ません。

ただし、採用しづらい企業もありますから、就職化で、過去10年間、毎年、募集人員の5%以上、採用があるか?をみる。5%以上、採用があればやり方を間違えなければ入れる企業。

毎年、1人、2人、あるいは、数年に1人なら、「優秀なら採用する」。で、有名企業で過去10年間に採用数ゼロなら、学歴フィルターで採用する気がない企業です。

ただ、大企業が学歴フィルターをかけると世間様を敵にまわすので、通常は名前がわかる大学であれば、数年に1人、2人、あるいは、毎年1人、2名採用しますよ。

よく日東駒専が学歴フィルターに引っ掛かるとネットにかかれていますが、採用の仕組みを知らないからです。

東大法学部は1学年400名です。早稲田の政経は私の時代は800名いました。

日本大学は日本で一番、学生が多い。ですから、1学年万単位で学生がいます。

で、まず東大に関しては、企業説明会は100%参加できます。なぜなら、仮に東大の全学生が企業説明会に来ても数千人だからです。

早慶は、企業説明会に参加できないこともあり得ます。全学生がきたら万単位になるからです。

しかし、実際には東大の企業説明会参加者は数十名〜100名前後、早慶で500名前後でしょう。

日東駒専の場合、1000人、2000人がエントリーしたり、企業説明会に来ます。

仮に、全大学の採用予定人数が均等とします。東大から100名、早慶から100名、マーチから100名、日東駒専から100名採用するとします。

そうすると、東大は志願者を全員採用して、やっと採用予定者を確保できますが、早慶は志願者が500人とすると、倍率は5分の1、日東駒専は志願者が2000人とすると倍率は20分の1となります。

実際は、マーチあたりでほとんど採用することも多いので、日東駒専の採用枠が20人とすると、志願者が2000人いれば、倍率は100分の1となります。

説明会も同じです。東大は無条件、早慶やマーチは1000人ぐらいの定員を設定してあるとすると、日東駒専は300人くらいの定員に設定してあるとします。

そうすると、早い者勝ちで説明会を受け付けた場合、「日大でエントリーすると説明会に参加できないのに、大学名を早稲田に変えたら、説明会の枠が余っていた。学歴フィルターがある」と騒ぐことになるのです。

学校ごとに、採用枠があるので、人数が多く、さらに採用枠がそこそこしかない大学の場合、早い者勝ちの時点で、すぐに予約をいれまくらないと、弾かれる。それだけの単純な仕組みなんですよ。

大企業は、よほどのことがない限り、同じ枠で採用しませんから、枠の違いがあることを理解したら、実はライバルというのは、日大の場合は、日東駒専だけをみればよいのです。

就職体験記も、日東駒専の就職体験記しか参考にならないのです。

全大学の採用枠は異なる。そうであれば、どんな大企業、有名企業でも、コネで入社させていない限り、日東駒専、まあ、偏差値48以上の大学なら、採用される方法はありますよ。今は、好景気だから48、不景気だと52〜55ないと無理ですけどね。

どんなに不景気でも、採用枠があるのは、偏差値60以上。不景気になると、公務員に人が流れますから、偏差値が高い人間は公務員になりますから、民間企業が東大で埋まる可能性が減るんですよ。

早慶以上の人は、会長、社長に母校のOBがいない大企業はお薦めはしません。学閥や天下りがあり、役員までしか昇進できない可能性があるからです。

社長に昇進が難しい企業は、入ってからモチベーションが下がりますよ。転職前提なら構いませんが。

林雄介with,you。