林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

聖徳太子と厩戸王。o(^-^)o

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

聖徳太子の本名は厩戸皇子です。この名前は、一般的には蘇我馬子の家で生まれたので、厩という名前にしたと言われています。

後世、キリスト教にちなみ、イエスが馬小屋で生まれたので、聖徳太子も馬小屋で生まれたことにしたと言われています。

しかし、蘇我馬子は渡来人の親玉なんですね。で、聖徳太子のブレーンの秦河勝が中国から景教を持ってきて、ユダヤの三つ鳥居を神社に広めたのです。ちなみに、稲荷を中国から輸入してきたのも秦一族なんですけどね…。

ですから、聖徳太子在命中には、ユダヤ教、寺のギリシア建築様式、キリスト教は日本に伝来しているのです。

蘇我馬子とキリストの誕生伝説を結びつけて、厩戸王にしたブレーンが、日本人ではなく渡来人だと思いますが、聖徳太子より、欧米人が21世紀にびびるような名前をつけようと考えたブレーンがいたわけですよね?。

キリスト教自体は、カトリックカトリック以外の大弾圧をしたおかげで、シルクロード経由で中国まで亡命した異端視されたキリスト教徒はわりといたんですよ。イスラム教にシルクロードを奪われる前は、中国から日本まで西欧文化が伝来していましたから、青森のイエスの墓に、ユダヤ人来てますよ。

光は東方からと言われて、馬鹿正直に日本まで来ちゃったユダヤ人もいますからね。始皇帝が徐福を日本に派遣したり、マルコポーロが黄金の国、ジバングを探したように。

ジバングも嘘ではないんですよ。日本は金の採掘量が少なかったのが、東大寺建立の時に黄金山から金が採掘され、中国から金を輸入する必要がなくなったのです。

中国から金を輸入する必要がなくなった→金の埋蔵量が多い→金の国。

中国経由で、話がでかくなっただけでしょうね。

実際に、金閣寺が建立されたり、豊臣秀吉の時代には、確かに技術革新で一時的に世界屈指の金の採掘量になった時期もあることはあるのです。

考えてみれば、安土桃山時代というのは、日本の転換期なんですね。

戦争というのは、三国志の英雄がいても、領土拡張は不可能なんです。防衛戦はできても、領土が増えたら強い英雄を侵略に派遣する数が足らなくなりますから、平均的な兵士の集団戦で勝たないといけない。これを最初に実践したのが、ジンギスカンです。

部分的という意味ならアレキサンダー大王もやったんですけどね。ローマも。

日本で最初に大量の傭兵による集団戦をやったのが織田信長です。

マキャベリ君主論を書く前に、マキャベリの傭兵術、恐怖政治をやって傭兵を使っていたのが織田信長です。織田信長の恐怖政治は、パフォーマンスですから、家臣団の嫁に亭主の浮気を慰める手紙を何通も書いていますから、めちゃくちゃ気配りしてますからね。

戦国時代に、他の大名が傭兵を使わなかったのは、弱いからですよ。徴兵された兵隊は農民だから、ある程度、お付き合いで戦ってくれるんですよ。逆に、飲ミニケショーンみたいな前時代的コミュニケーションを地方領主がマメにやっていないと、簡単に造反されるので、マルクス史観的な支配者、被支配者という関係ではなく、地縁とかマメな領民とのお付き合いで、数十人、数百人単位を率いる地域領主の連合体のトップが戦国大名なんですね。

武田信玄上杉謙信もよく地方領主に造反されてますからね。地方領主の連合体ですから、トップダウンなんか無理ですよ。戦国大名は合議制だから。

上杉謙信も、合議制で地方領主が勝手なことばかり言うから、定期的に出家して家出してますからね。

防衛戦しかやらない。宗教を戦に取り入れる。文句があるなら、領主をやめるから好きにしろという条件で、わりと自由に戦をやれるようになっただけです。

武田信玄も、地方領主が造反して信玄の父親を追放して、信玄を領主にして合議制でやっていたわけです。

伝統があるところは、朝倉みたいに時代に乗り遅れたり、島津家みたいに当主が1番、血の気が多いみたいな…。

地方制圧だけでも大変な時代に上京できた今川義元は、ものすごく優秀ですよ。桶狭間も、当然、奇襲してくる危険性はあったから、警戒してはいたんです。

織田信長が動く可能性があったらルート変更もあり得たんですよ。1番の不運は、にわか雨。

雨が降っている状況で、奇襲に可能な場所を、大将を連れて進軍しないんですよ。事前に雨が降っていたら、進軍を止めたんです。

今川義元桶狭間の狭い道に入ってから、雨が降り出したから、進軍を止めたんです。そこを奇襲されたんですよ。

義元が桶狭間に入る前に雨が降っていた、晴れるまで行軍中止したでしょうね、兵法の基本だから。

織田信長の動員兵力が2千。桶狭間にいた今川義元の本体が5千。今川の動員兵力が1万5千。

織田信長の動員兵力の2,5倍を、今川義元の警護に残しています。これは奇襲の可能性も考慮した兵力なんですよ。

結論だけ書くとピンポイントで、土地の土豪今川義元の居場所を偵察し続けて、ピンポイントで今川義元を2千人で奇襲したから、勝てただけですからね。

居場所がわからなかったら、2千人で5千人に奇襲かけたら返り討ちにあうんですよ。

織田信長も、相手の1,5倍以上の兵隊でしか戦ったことないんですよね。物量戦でしか勝負しないんですよ。

ゲリラ戦は、唯一、成功した前例があって、米軍を追い払ったベトナムです。しかし、北朝鮮と同じで、ベトナムは資源がないから撤退したんです。

ベトナムが中東の産油国なら、フセインビンラディンを殺害したように、ホーチンミンを暗殺するまで、撤退しなかったと思いますよ。めぼしい資源がなくても、枯れ葉を使いましたからね。ベトナムにめぼしい資源があれば、核兵器を使ったでしょうね。

赤字になるから、ジャングルのゲリラ戦で撤退しましたが、採算があうなら、焦土作戦をとったはずです。毛沢東も、人海戦術のゲリラ戦をやれば、米国に9億人殺されても、残りの1億で米国に勝てるとフルシチョフにいったそうですが、黒字になるなら、中国全土に無差別爆撃をやるか、核兵器を数発使ったでしょうね。

民間人を徴発して、ゲリラ戦をやったら、「全て戦闘員とみなして、無差別爆撃してきますよ」(日本は国家総動員法を発令した。さらに、軍需工場の作業、パラシュートの布の裁縫を自宅でやらせたので、全ての日本人の家屋を民間施設ではなく、軍事施設とみなして無差別爆撃に踏み切った。)

米国の屁理屈は、めちゃくちゃですから、イラク大量破壊兵器保有していないのにフセインを殺害しましたよね?。

軍需産業をなくさないと、定期的に戦争が起こるんですよ。

本当に戦争をなくすなら、国家を解体して世界政府にするか、全ての国家に核兵器を持たせて、戦争が部分的損害ではなく、一回、戦争になったら世界恐慌が必ず起こるようにしておけば、戦争の採算が悪すぎるから、戦争はなくなりますよ。

イスラム原理主義も本質的にはシーシェパードと同じだから、赤字になるならテロをやらない。

オウム真理教も、宗教ビジネスが破綻して、はっきり言うと、オウム真理教への強制捜査を阻止するために、地下鉄にサリンをまいたのです。

終末思想でサリンなんかまかないですよ、馬鹿カルトが、麻原が逮捕されたくないから、サリンまいたんですよ。

日本の公務員なめすぎですよ。市ヶ谷に自衛隊いるし、首相もいるし、もしも、何らかの事情で警視庁、警察庁首相官邸防衛省が陥落しても、全国から警官を収集するし、最悪、米軍が治安維持しますよ。

日本を武力制圧しようと思ったら、警官、自衛隊在日米軍を全て制圧し、米軍本体、すなわちアメリカ合衆国を武力制圧する必要があるんですよ。

南北朝の動乱南朝も、北朝天皇を擁立しましたよね?。皇位継承者は探せば何百人、何千人いますからね。

順番に、皇位継承者をたどれば1番、皇位継承権に近い人を天皇にすればいいだけですからね。

大和朝廷で、天皇後継者がいなくなった時に北陸まで、なるべく上位の皇位継承権がある民間人(昔は皇族がたくさんいたから民間人みたいな処遇の皇族もいた)を探しにいって天皇にしたんですよ。

日本は内乱不可能な国なんですよ。仕組み的に。

皇位継承権がある人間の皆殺しをやったら、全ての日本人が引っ掛かるんですよ。大和朝廷時代に、すべての豪族が天皇家と血縁関係を結んだから、すべての日本人に皇位継承権があるんですよ、順位が1000万番目だったり、1億番目だったりはしても。

日本の氏は必ず建国まで遡れば天皇家に繋がるように、建国した時から、豪族連合と婚姻繰り返してるんですよ。

織田信長が、天皇家を廃止にすると考えたという説もありますが、信長は桓武平家の末裔だから無理ですよ。信長の父親も、桓武平家の末裔だから朝廷に高額献金している。だから、朝廷が信長に高い官位を与え続けたのです。父親の代から、織田家は朝廷のスポンサーなんですよ。

前に書いたように、今の主要学説は、本能寺の直前に織田信長太政大臣任官しますで返事した可能性が1番高いんですよ。

林雄介with,you。