林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

衰退も、発展であること。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

枯らさないと、新しいものが生まれない。

衰退であるとか、滅亡ということは必ずしも悪いことではないのです。

中国では、神と鬼の二種類の働きがあり、神というのは発展なんですが、鬼というのは枯れていく、衰退していく働きなんですね。じゃあ、鬼の働き、陰陽の陰の働きなんですが、陰が進行するとゼロになるのか、マイナスになるのか?というと、マイナスになることもあるんですね。

例えば、鬼の働き、陰の働きでマイナス10になったとすると神の働き、陽の働きというのは、+10までいくわけです。

陰が極まる。冬の枯れる働きというのが、極まると春になる。陽と神の働きに変わるわけです。

これは四季のサイクルであり、景気循環と同じことがいえるわけです。

衰退というのは、成長と対になっているのです。

個々人はさておき、全体としての社会は、枯らす働きがないと進化しないわけです。平安時代の貴族社会が武家社会になり、武家社会も平家、源氏、鎌倉幕府室町幕府、戦国時代、安土桃山時代、江戸時代と前体制が崩壊して新しい体制が生まれ、明治、大正、昭和、平成と変化してきたわけです。

例えば、戦前の日本というのは、米国と同程度の海軍を保有していたのです。しかし、資源は輸入していたので、工業戦争になれば、生産力に勝る米国には勝てなかったのです。

そして、軍が解体され、戦後は経済中心の発展をしてきたわけです。

軍が解体されなければ、身分制が残り、また財閥による日本支配が続いていたのです。しかし、財閥も明治時代に欧米列強と対等に交渉するために、産業力が必要だったのです。

ですから、時代、時代のベターがあり、ベター以外のものは改善されてきたわけです。そのために、陰陽、神と鬼の対立する働きがあるわけです。

林雄介with,you。