林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

読書について。o(^-^)o

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

読書について。

毎日、コンスタンスに1、2冊、本は読んでいます。ただ、本の名前を書くと読む人がいると思うんですね。

古典でも読む順番があって、例えば、アステカ神話とかゾロアスター教の経典とか、ウパニシャドやヨーガ・スートラ、グノーシスの経典であるとか、これ、いきなり読んで意味がわかるか?と思うのです。

私の読書は、論文を書くための読書が元になっています。

よくどんな本を読めばいいかわからないと言われますが、解説や本文に出てきた本を読めばよいのです。

岩波文庫でも、必ず注釈があり、解説がついています。また、著者の年表もついています。ただ、論文用の本の読み方は、大学院でも、研究者過程以外では教えません。

というより、本の読み方を知らない人が研究者過程に来ないんですよ。何回か書いたように、大学の授業で、伊東光晴さんなり川勝平太さんなりが話題にしたり、著作で取り上げた本というのは基本的に全部、私は読んでいます。

伊東光晴の本を全部読み、伊東光晴の兄弟子の都留重人の本を全部、読み、伊東光晴都留重人に影響を与えたガルブレイスの本を全部読んでいます。で、この人達の共通項は、全集が出るレベルで著作が多いのです。

一般的には伊東光晴ガルブレイスは博学と言われていますが、さすがに50冊を著作が越えると同じような話を書かないと本を書けないですし、読者対象が違う場合は、同じような話を書きますからね。

で、何回もでてきたり、印象に残ったことだけ覚えればよいのです。

あと、読んで意味があるのか?コスパはどうか?を考えて読みます。

例えば、ラーマヤーナは読んだことはありません。三国史も正本は読んだことがありません。長すぎるからです。レミゼラブルも大学時代に読みましたが、2巻か3巻で読むのをやめました。長すぎるからです。

本そのものは、社会的影響力があるかを重視して読んでいます。社会的影響力から考えるとやはり、聖書とコーランアリストテレスという世界的に影響力がある本があります。

仏教は、分派が多く、実は、個々の本はそれほど影響力はありません。

釈迦にしても、基礎学問として、ウパニシャド等を学んでいるはずなんです。仏教というのも、インド哲学の延長として出てきていますし、イエス旧約聖書を前提に教えをといていますし、旧約聖書はシュメールやメソポタミア、エジプト神話が元ネタになっています。

古事記ができた頃には、シルクロード経由で、ギリシア神話は日本に伝来してますから、似たような話が古事記にもあるのです。

というか、全くの無から宗教や神話なんか作れないですからね。

最初があるとすれば体験談か、神から直接、教えられた話のはずです。古典も、加筆されて長文化していっているのです。

林雄介with,you。