林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

なぜ、平和が大切なのか?(*^_^*)。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

先日、一族の墓参り行脚をしてきました。

実は、私の父方の祖母は大阪の浪速生まれです。

近所に今宮戎があり、聖徳太子が創建したのです。

祖母の父は、鋳物工場を経営していましたが、戦時中は、国家総動員法により、軍需物資を作っていたのです。

もちろん、岐阜で最も古い、鋳物メーカー(鍋などのメーカー)も祖母の父と親しく、軍需物資を作っていたのです。

というより、戦争中は、「軍需物資以外の生産は禁止されていたので、軍需物資以外の生産をしていた工場」は存在しないのです。

この軍需物資生産の神が、岐阜の産土神である南宮の金山彦さんです。戦時においては、軍需物資を司り、平和な時は、包丁や自動車のねじ、部品を司るのです。

ところで、なぜ、貧困はなくならないのか?それは、「富の再分配」が上手くいかないからです。

では、どうしたら、富の再分配が上手くいくのか?、1点目は、無駄を省くこと。2点目は、公平な政府の存在です。

無駄とは、「戦争」です。

世界政府を作り、軍事予算を、全廃し、開発途上国支援に回し、富の再分配を行えば、貧困はなくなるのです。

しかし、実際には、「戦争はなくすことはできません」

なぜなら、ギリシア古代ギリシアでは、徴兵と選挙権がセットになっていたのです。ソクラテスもマッチョなのです。

ローマも市民権が、徴兵とセットになっています。

市民権を、徴兵と無関係に与えだしてから、ローマは衰退したのです。

「なんらかの対価を与えずに、権利の行使を許すと、大多数の人間は安逸に生き、堕落していくのです。」

そこで、日本国憲法でも、「勤労、義務教育、納税」の三大義務の対価として基本的人権を保障しているのです。

もちろん、憲法上の理想論的解釈では「基本的人権」は対価ではなく、「無条件の権利」です。しかし、そのやり方は必ず、国家を衰退させるのです。

衰退した国家は、カリスマ指導者という名の、「独裁者」を求めます。市民が、安逸に流れ、思考放棄すると独裁者が誕生するのです。

日本の場合は、太平洋戦争時に独裁者は存在していません。「東條英機」は最高の事務次官であり、「最低の首相」と評されるように、事務官僚なのです。

というより、日本の気質で、独裁者が、太平洋戦争を仕切れば、「米軍相手でも勝っていたでしょう。」

さて、徴兵を廃止したうえで、国民が、人類が安逸に流れない方法は何か?

それは、「勤学と勤勉」の義務化です。死ぬまで、学問させ、死ぬまで、働かせればよいのです。

働くというのは、苦痛なことではありません。苦痛な働き方が存在するだけなのです。

話を戻しますが、「平和」を存続させる条件は、戦争を起させないことではありません。戦争を起させず、人類が安逸に生きると、「人間そのものが肉体を持って、地上で生きる意味がなくなる」ので、「人類壊滅」イベントが発生するのです。

人類壊滅イベントを発生させずに、人類を平和に生かすためには、「常に努力し、成長し続ける環境」を与え続けるしか手段がないのです。ゆえに、勤学、勤労が重要なのです。

林雄介with,you。