私は、大学3年の夏に指導教授が死んだ。指導教授が死ぬと研究室解散ですから。日本の研究室は、指導教授の人事力と寿命に頼るところが大きい。
今年、井上ひさし先生がお亡くなりになったことでそのことをさらに痛感しました。
私の冷めた目というかシビアな目、指導教授が大学3年のときにお亡くなりになってその後、研究室が消滅したことも大きいと思います。誰かについていっても、その人が死んだら一瞬で崩壊する。学者は本人より師匠の寿命が大きい。
『ニッポンの農業』〔林雄介著、ぎょうせい〕、『図解雑学よくわかる政治のしくみ』〔林雄介著、ナツメ社〕のおまけ