林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

世界政府。

しかし、誤解されると困るのは世界政府というイデオロギーを追求しているわけではありません。
日本人と世界に住むすべての人が幸せになるために、世界政府を設立するのです。世界政府を作るのは手段であって、目的は世界人類がすべて幸せになることです。手段と目的は明確に分離し、ごちゃごちゃになることがないようにする必要があります。

地方分権道州制の話が政治のメインの時代に世界政府を作りましょうというのは、あまりに荒唐無稽な話です。

けれど、現在の国連第二次世界大戦の後に作られました。第三次世界大戦をやれば、間違いなく世界政府を作るでしょう。そんな形で世界政府を作りたいですか?

世界政府が、出来るとすれば、世界が一つにまとまらなければやっていけないくらいに経済不況で追いつめられるか、自然災害で追いつめられるか、北極の氷がとけるとか、鳥インフルエンザで人類が絶滅の危機に瀕するとかでしょう。

それは望ましいことではありません。
今から、100年前の日本は日露戦争。さらにその数十年前は坂本竜馬のいた幕末です。
その時代に現代の世界や日本を誰が想像できたでしょうか?戦後の焼け野原で日本が経済大国になることをどれくらいの国民が想像できたでしょうか?

人類が世界という枠組みで常に物事を理知的に考え始めたとき、数十年後はあらゆる人類の困難に世界規模で立ち向かえる世界政府が完成していることを私は確信しています。