林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

なぜ、世界政府なのか?

これは宮沢賢治さんだとか、世界政府論は明治からあった話で目新しい発想ではありません。
ただ、戦争、飢餓、多国籍企業、環境問題など一国では対処できないことも多くなりました。
昔の世界政府論は政治統合がメインですが、私はEU等の経済ブロック同士の統合で経済統合になると思っています。
特に、日本が人件費が高い。先進国は人件費が高い。
最終的には、先進国の産業の空洞化が起こります。産業の空洞化をなくすには人件費をフラットにするしかない世界的に。これは、まず、地域別のブロック経済統合からスタートします。
一時的な反グローバル化です。例えば、アフリカ連合とEUの所得水準を同じにはできません。最初は、ブロック経済ごと、先進国内鎖国のような形にせざるをえないかもしれません。
一番、貧しい経済ブロックを豊かにする。段階的に統合しないと世界が混乱します。