林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

知的立国ではなく学問立国へ、管理職の最終学歴が大学院になる日。1。

いつもありがとうございます。林雄介です。(=^▽^=)

国家公務員試験で、Ⅰ種、Ⅱ種の区分をなくす予定ですが私は反対です。国家公務員Ⅰ種試験は学歴要項がありません。極端な話、中卒でも受けれます。試験そのものがステータスだからです。しかし、試験区分をなくしても管理職は選ばなければいけません。どうやって管理職を選ぶのでしょうか?。
明確な昇進基準なんか公務員にはないんですよ。数値化できないから。特にミクロ的に成果がでないような地道な仕事が大半です。実力ではかりようがないから年功序列なんですよ。実力で数値化できる仕事なら民営化できますよ。民営化が可能じゃないから公務員がいるわけです。

結論から言えば、今年、90名ロースクールから国家公務員Ⅰ種に合格しました。私も大学院を出ていますよね。なんで大学院を出ていると思いますか?。
アメリカは、大卒の管理職なんかいないからですよ。国連も管理職は大学院以上の学歴がないと採用しません。公務員の出世基準も最初は東大が基準になるけれど、すぐに大学院以上を出世させていくはずです。ですから、ロースクール出身者や東大、早稲田なんかの公共政策大学院みたいな社会人向けの授業料が普通の大学院の2倍以上のぼったくり大学院以上の人間が役所でも、民間でも管理職になっていくでしょう。しかし、実際に日本の大学進学率は50%です。短大と専門学校をいれて75%。しかし、中卒率と大学等の中退率を入れればだいたい6割しか大学、短大、専門学校を卒業していない。ということは4割以上は学士号を持っていないわけです。にもかかわらず、規制緩和で大学を増やしたから、教師まで6年制にするというバカげたアイデアがでてきますよ。これが、世襲政治家とお坊ちゃん、お嬢ちゃん達の怖いところです。

続く。
林雄介with,you。

考える前にまず、購入、林雄介の本↓
日本図書館協会選定図書、全国学図書館協議会選定図書、多数の林雄介の教育に役立つ健全図書。↓。

「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)他多数。