タントラ密教と性と理趣釈経とヨガとスピリチュアル、クンダリーニ。
いつもありがとうございます。林雄介です。
タントラ密教というのは後期密教です。日本で密教と言われているものは、中期密教です。中期密教は、性行為を否定しています。ただし、後期密教は性行為を否定していません。オウムの麻原死刑囚はヒンズー教と後期密教を曲解して、１００程度の女性信者と性行為に及びました。
中途半端に説明して興味を持たれたくないので、後期密教が性行為を肯定している理由を一言で書きます。後期密教は、インドのヒンズー教とイスラム教の発展で仏教そのものが、滅亡しかかった時に誕生したものです。ですから、まず、後期密教そのものは現存しません（チベット密教は後期密教から発展していますが、性行為的なものを肯定する部分はほとんどありません。）
インドの土着信仰を呪術的に仏教と強引に結びつけたものが、後期密教です。
タントラ・ヨガ等の流入で、後期密教の発生（インド仏教が滅亡しかかったため、カルト化し、実際に仏教は滅亡した）これが、タントラ密教（後期密教の歴史的な背景）です。
もう一つ、クンダリーニ（ヨガ）等の影響で、性的なものとスピリチュアルなものを結びつける傾向があります。クンダリーニは、性的エネルギーのコントロールです。試されると困るので結論だけ書きます。
性的エネルギーを使っての霊的覚醒（スピリチュアル）行為は、不可能ではありませんが、９９％邪教になります。これが空海が、絶対に遺戒で絶対にやるなと遺言した理由です。
かなり広範な学問があり、他宗教と社会的な学問があり、それでも、９９％、性的エネルギーを特に男女の性行為という形で、タントラ等を行えば確実におかしな世界にハマります。だから、ダライ・ラマも独身なのです。行法として、不可能ではありませんが、危険性の方が高いのです。仏教は本来、救済のための教えです。ですから、性的エネルギーの覚醒が人類救済に役立つとは思えません。
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