いつもありがとうございます。林雄介です。(=^▽^=)
5章は、話を凝縮してあります。私のライフワークをさらっとまとめてありますが、本来は資本論の10倍ぐらいの分量を誰も読めないだろうと思って量を減らしたわけです。
P122、リカードの自由貿易論は本で解説しましたから読んでおいてください。リカードやヘクシャーオーリン、レオンチェフは経済学者です。ポイントは、自由貿易は同程度の経済圏で行わなければ、大国に一方的に搾取されるということです。
P124、スイスは永世中立国なんですが、国民皆徴兵。日本の消防団の訓練のかわりにご町内で軍事演習をしているわけです。
ですから、スイスは第二次世界大戦で枢軸国も連合国も侵入してきた軍隊は撃退しています。
貿易論なんですが、日本人はバカ正直なんですね。アメリカはアメリカ有利になるように国益を追求します。韓国は、韓国に有利になるように世論操作を世界中でやる。これは、国益を守るために必要なことなのです。
韓国の政治家は韓国のために動くのが当たり前。結局、国益争いは国家という枠組みをなくさなければ永遠に続くんです。WTOでも、TPPでも国同士の国益争いがあります。公平な交渉を行うには、国益をなくすしかない、つまり、世界政府に移行させて、国家という枠組みをなくすのです。世界的な正義は、質の高い世界政府の樹立によってのみ実現されるのです。
P126、ケインズとセイの話。読書会をして気がついたんですが、ケインズとかブキャナンを知らないんじゃないのかな?と…。ただ、私の他の本でケインズやセイ、ブキャナンの解説をしていますから同じ話を何度も書くことになるんですね。
日本人の人件費問題は、世界が同一労働同一賃金にならないと、今、中国で反日をやっている最大の理由は、日本企業が生産拠点を中国より人件費が低い国にシフトしているから、根底には経済問題があるんですね。多国籍企業の生産拠点は、最終的には世界で一番人件費が安い地域にシフトしますからね。この問題は、後述する世界規模の同一労働同一賃金でしか解決しないんですよ。
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