林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

林雄介と一緒に勉強しませんか?「孟子」5章2、10月9日。

いつもありがとうございます。林雄介です。(=^▽^=)

4、神農派との論争は続く、神農派は、市場の価格の単純化を提唱する。
同じ重さの布はすべて同じ値段に、同じ大きさの靴はすべて同じ値段にすれば、市場で人々は不正を働かなくなる。まさに、理想社会ではありませんか?と神農派はいう。孟子は否定する。
商品には、品質がある。同じ靴でも良い靴も悪い靴もある。もし、大きさ(量)だけを基準にしてしまえば、品質を無視して、国民は質が悪い靴しか作らなくなると孟子は指摘する。つまり、2千年以上前に、ソ連や中国の計画経済が失敗することを孟子は指摘しているのである。孟子は、人間は善人であるという単純な性善説の持ち主ではない。
本質的に善人だから、生産手段を整えて豊にして教育を充実させたら人間は善人になれると言っているのである。

質を無視した共産主義を導入したら、質が低い商品だけが市場に出回って経済が成り立たなくなることを孟子は強調する。もし、中国共産党孟子を理解できるレベルのインテリがいれば、違った社会になったであろうに。(毛沢東が低学歴だったため、文化大革命でインテリを弾圧した。幅広い学問がない人間をトップにすると国民が苦しむことになるのだ。)
私が古典と歴史を重視するのは、近代経済学や政治学だけをやると、あとMBAとか、2千年以上前に古典でだめ出しされていることや、ローマ史を見れば書いてあるようなことやギリシャで失敗したようなことを、繰り返すから。

5、無条件な博愛主義の墨子派との論争。無条件な博愛主義はおかしいと孟子はいう。自分を産んだ親とアカの他人に対する愛は違う。
そして、仮説としてなぜお墓、埋葬の習慣ができたかを語る。孟子は博学である。昔は、親の死体は、山に捨てていた。しかし、獣に食べられ、死体が腐り、白骨化していくのをみて人間として哀れに思い、土を死体に被せ埋葬するようになったのではないか?。これが、埋葬のルーツなのではないのか?と孟子はいう。この親に対する自然の情愛が人間としての自然な感情なのではないか?。ゆえに、肉親の情を越えた無条件な博愛主義というのは、単純すぎるのではないか?。

林雄介with,you。

あなたも1時間で、カリスマ性が身につく「政治と宗教のしくみがよくわかる本」がマガジンランド(詳細は下記ページに。)

http://www.magazineland.jp/products/detail.php?product_id=490

公務員が最初に学ぶ教科書として、定番の「政治がわかる・はじめての法令・条例・政策立案入門」(林雄介著、ぎょうせい
http://shop.gyosei.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=8174

検索キーワード別のオリジナル記事もあります
↓。
〇林雄介のアメブロhttp://ameblo.jp/yukehaya22

〇林雄介のライブドアブログ。(ライブドア有名人ブログ・オフィシャルユーザー、auブログ時代の過去記事があります。)
http://blog.livedoor.jp/yukehaya/

〇林雄介のseesaaブログ(auブログ時代の過去記事があります。)
http://yukehaya22.seesaa.net/

〇林雄介のYahoo!ブログ。
http://blogs.yahoo.co.jp/yukehaya

林雄介待望の新刊、「政治がわかる・はじめての法令・条例・政策立案入門」(林雄介著、ぎょうせい)、あなたも超カリスマ性が1時間で身につく「政治と宗教のしくみがよくわかる本」(林雄介著、マガジンランド)

〇林雄介公式HP
http://id40.fm-p.jp/65/yusukeha/

サイバーエージェントINTELY編集部公式ユーザー、林雄介の衆議院選挙解説「公式よくわかる政治入門」
http://intely.jp/pc/group/477

http://intely.jp/yukehaya22


日本図書館協会選定図書、全国学図書館協議会選定図書、多数の林雄介の学問と知恵をスキルアップさせる健全図書。↓
「政治と宗教のしくみがよくわかる本」(マガジンランド)、「政治がわかる・はじめての法令・条例・政策立案入門」(林雄介著、ぎょうせい:大絶賛発売中。)「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」、「省庁のしくみがわかると政治がグンと面白くなる」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)、「魔法の経済学」、「スキルアップ超経済学入門」(翔雲社)、週刊漫画ゴラク連載作品「しおき華」漫画原作者、他超多数。