いつもありがとうございます。林雄介です。(=^▽^=)
掃除を午前中にして、疲れがたまっていたのか、ちょっとぼっーとしていました。
さて、１２月１４日（旧暦）は赤穂浪士の討ち入り日です。賄賂なんですが、通常は必要経費と指南料で生活していますから、浅野家が吉良に支払いをしていなければ、社会問題になります。浅野家５万石、吉良５千石、大石内蔵助１５００石、１５００石って旗本の上流階級です。江戸町奉行が１５００石（遠山の金さんとか）ぐらいだから。鬼平は４００石。
勅使接待の経費は浅野家と吉良家持ちです。また、吉良家は朝廷に参内する必要があるので、かなりお金がいるポストです。吉良家は４位少将、松平容保が京都守護職で中将、で水戸黄門が中納言、これも従３位か正３位相当職です。浅野家というか普通の外様大名は従５位。朝廷に参内できる一番下の下流貴族です。
ただし、位が高い大名、老中や若年寄りクラスはだいたい２万石、多くて５万石。外様大名は、石高が高いかわりに位を低くしてあるわけです。
なので、田沼意次の賄賂政治というのはありえないんですよ。老中は大奥対策なんかで、お金がいるから、現金そのものを私のは一般的な慣習だったから。
吉良家も出費が多いポストですから、浅野家なんかが指南料で現金を渡してくれないと仕事そのものの経費が支払えないんですね。ですから、現金支払いのトラブルというのは、江戸時代の価値観ではありえないことなんです。
ところが、浅野家も吉良家にいじめられたとされる他の大名も儒学者、山鹿素行と関わりがある。山鹿素行が、賄賂を渡すなみたいな学者のきれい事武士道を教えて、指南料を本当に支払わなかった可能性がないとはいえない。
指南料は、賄賂ではなくて、今でいう予備校や塾や学校の授業料です。ですから、学費未払い問題なんですよ。本当に指南料の現金支払いをやらなきゃ、当時の価値観からいえば、喧嘩をうっていると思われますから、社会性も疑われるし、授業料を払ってないなら吉良が浅野に教える必要性もないですよね。山鹿素行のきれい事武士道ならありそうで怖い。
山鹿素行も大名家指南で金を取っているから、吉良が浅野から金を取るのも、山鹿素行が浅野から金を取るのも授業料なんですよ。
林雄介ｗｉｔｈ，ｙｏｕ。
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