林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

なぜ、怪文書?

怪文書の検索が多いね。作家で元官僚の林雄介です。


 

怪文書を出すメリットがないんですよ。見破り方という検索もあったけど、文体と内容でわかる。中味はネットで検索する。最近の怪文書屋は手を抜いていますからね、2ちゃんねるのコピペをまく。


 

オープンになっていない情報なら、内部犯だし・・・。


 

もう1つは、私が怪文書を書いたら100%ばれますからね。文章力、内容、信憑性。文章力も、内容も信憑性も高い怪文書だと、優秀なジャーナリストを使わないと無理。田中角栄の怪文書を流したジャーナリストって、東大の客員教授かなんかになったはずですよ。そのレベルの実力の人を使わないと、書けないんですよ。で、そのレベルの実力の人の怪文書なら、書いた奴の将来性が傷つくから書きたがらない。


 

ごろつきの怪文書って、ネットの切り張りか、新聞の切り張りで、誤字脱字、句読点の間違い、読みにくさがあるわけです。数万円で書かせる怪文書なんか、そのレベルですよ。


 

司馬遼太郎とかね、浅田次郎さんが怪文書を書いたらどうなると思います。作品になっちゃうでしょ?

司馬遼太郎風怪文書、「女性スキャンダル、そもそも日本は母系社会であった。母系社会とは」。本題に入らないし、長いし、エッセイなのか怪文書なのか?謎。


 

で、そのレベルの人に書いてくれるかどうかは別にして頼むといくらかかるかですよ。次、そこまで優秀な人が知恵を貸してくれたら怪文書はいるか?


 

弁護士と作家と学者のブレーン集団を集めて、怪文書を撒いたら、ばれた時のダメージが大きいでしょう?ブレーンも離れるし。そうすると怪文書を撒く勢力は、1、頭が悪い。2、けち。なんですよ。


 

諸葛孔明吉田松陰が怪文書を撒くか?作戦で撒くでしょうけどね。怪文書というより檄文に近いですよね。「天下の大道乱れ、民窮す、大義をもって、天命くだる」みたいな。


 

怪文書って、書かせた奴の性格が出る。女性スキャンダルやSEXスキャンダルを撒く人は、本人がそれがスキャンダル、はっきり言えば、後ろめたいことだと思っている。ですから、SEXスキャンダルを撒く人ね。SEXスキャンダルを持っている。お金のスキャンダル、談合屋の親玉が撒いたりするわけです。


 

一回、怪文書を書く人と撒いた人のプロファイリング表をまとめるといいかもしれないですね。それを撒けばいいわけ。誰が撒いたか、まかれた方もわかるし、まいた方もわかるから。


 

あとは、表の人間はまかない。首相や市長、知事がまいたら失脚しますからね。地方だと県議とか市議の談合屋みたいなのがまく。


 

私は怪文書の解析はできませんが、国語学者なら自作自演でもわかる。複数で書いたら、複数で書ける人間。文体の癖は、99%はごまかせても100%はごまかせないから、書いた人間の特定はできますよ。


 

で、怪文書の犯人がわからない怪文書って見たことがないんですよ。怪文書を撒かれる人って、政財界人だから、本人もなんとなくわかりますしね。現物が出回った頃には、「誰がまいたか、わかっているんですよね。」


 

怪文書は、放置しておけばいい。怪文書を撒いて、幸せになった人を見たことがないから。


 

私の本の読者なら、1、2ヶ月に1回は強力な「呪い返し」をしていますから、返りますから。呪い返しというのは、「のろいをかけている人に愛情を向けないとできない。相手を恨んだら、できない。自分のは難しいんです。怒りが入っちゃうから。他人のはできるけど。」


 

呪い返しをしておかないと、同じようなことをするから、罪を増やさないように返しておくんです。もう1つは、裁かれないまま死んだら死後、苦しむから、最小限の形にして返して、相手の幸せを祈るんです。「呪い返し」というのは、「呪っている対象に対する開運祈願」と思って頂いた方がいいし、「開運したら悪いことをしませんよ。」


 

林雄介。