林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

林雄介と一緒に勉強しませんか?新・孟子1巻~4巻、まとめて解説1。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

お風呂場からこんばんは。孟子の解説ですが、腰痛が酷いので、お風呂で書くことにします。まず、孟子1~4巻で繰り返し書かれていることは、「国民の衣食住の改善と充実」です。論語は、学問や道徳、聖人に至る道を重視しましたが、孟子では王道政治を強調します。

王道政治とは、具体的な生活水準の改善です。国民の衣食住の水準を改善してから道徳教育と学問の振興をやるようにいっているのです。

次に功利主義の否定。利益をトップが重視すると部下が強欲になって、トップの地位を狙ってくるから、功利主義をやめるように強調しています。論語の冒頭は学問の奨めですが、孟子の冒頭は恵王との対話で衣食住の充実と功利主義否定が書かれていますが、孟子のエッセンスはこの部分です。

強欲にやらない。資産や楽しみは国民と共有する。狩り場で自由に国民が狩りができるなら、王の資産=国民の利益、だから、国民の利益を第一にすれば、国民が王を慕い他国は圧政を行っているから内部崩壊して、最終的に王道政治を行ったトップが天下を統一できるということです。例え話も最終的には、トップが強欲にならず、国民の利益を第一に考え、具体的な生活水準の改善をして道徳教育と学問振興をやるようにいっているのです。

孟子性善説ですが、基本的には統治は性善説てやるべきです。ただし、国が乱れに乱れれば、性悪説に基づく法家主義で始皇帝が天下を統一したように厳罰主義でしか、統治ができなくなります。国が平和なら、儒教、国が乱れたら君主論性悪説で統治する。私が日本の格差社会に反対しているのは、格差社会になると性善説の政治が難しくなるからです。ですから、孟子も学問や道徳よりも衣食住の充実を第一に掲げているのです。

仮に、戦国時代になったなら、織田信長のやり方でしか統治は不可能なのです。しかし、本当は徳川幕府孟子のやり方で王道政治を行うべきだったのです。孟子の王道政治は日本のような中流社会でしか実現不可能なのです。

政治は発達段階や国民によってベターなやり方が変わるのです。2回目の孟子解説の結論はこれです。

林雄介with,you。

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