林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

林雄介と一緒に勉強しませんか?「孟子」新解説、まとめ。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

孟子、2回目ですが、結局、何人、読めましたかね?ある首長さんが自治体のコラムに孟子の引用を書いたら、難しいと大不評だったそうです。当時は、「孟子ぐらい、人間の常識ですけどね」と答えたんですが、冷静に考えると1億2千万人の日本人のうち、孟子の全文を読んだことがある人間がどれくらいいるのか不安になってきました。人口の0,数パーセントかもしれませんね。

私が下野して一番、学んだことは、思ったより人間が馬鹿だった。さて、皆さんは日本人の0,数パーセントに入ってくださったと確信したいですけれど、また読めなかった方は、来年の入門コースでもう一度チャレンジしてください。

孟子のエッセンスは衣食住の充実の強調なんですが、最終章では孟子の本音が出ます。聖人なら衣食住や社会的な地位はあっても、なくても仁義礼智信は変わらないし、生活に困窮して仁義礼智信、慈愛、そういうものが発揮できなくなるなら修養なんかできていないと。
論語は、困窮しても仁義礼智信があれば聖人であることを強調しました。しかし、和民のような極悪企業が論語の解説をしているように、孔子の聖人の境地の対極にいる強欲な極悪人が論語を使い精神論で人々の生活を困窮させるという弊害が孟子の時代にもあったのでしょう。

そこで、本来の聖人は地位や衣食住なんか関係ない高い精神的境地にいるが、王や為政者は衣食住の充実を第一にするように孟子でしつこく強調することにしたのです。

エッセンスは衣食住や地位に惑わされない高い精神的境地の確立なんですが、為政者が国民の衣食住をないがしろにしないように、孟子は生活水準の改善を第一にして、次に道徳を持ってきたのです。また、論語の解釈は孔子孟子と同ランクの人間にしかできません。よく恥ずかしげもなく、ビジネス書でたくさんの人間が論語の解説をするなあと思います。ちなみに論語の解説をした渋沢栄一孟子を否定していますが、商業の発達や大学の建学等により日本人の衣食住と文化レベルの改善に貢献したのです。孟子の体現者であったと言えましょう。

林雄介with,you。

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