林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

ミシェランに潰される店。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

ミシェランの調査員って、日本版は9人ぐらいですからね。まず、日本人が誤解していることがありますが、ミシェランはレストランガイドではなく、ミシェランタイヤの販促ツールです。ですから、基本的には自動車で移動する田舎のレストランがフランス版はメインなんです。3つ星レストランが、食べにいくために「旅行する価値がある」という書き方になっているのもミシェランのタイヤの販促ツールだからです。

次、ミシェランの覆面調査はおそらく星つきレストランだけです。星つきレストランは、1人目の調査員が下調べをした後、2人目の調査員が覆面調査をします。ただし、フランス版ミシェランには、数千件のレストランが掲載されています。

9人の日本版調査員が300日、ディナーを食べても、2700店の調査が限界です。Wチェックをかけているとすると1千店の調査が限界です。
また、ミシェランは予算の都合、さらに旅行者のコスパを考え、一番安いコースしか頼みません。また、自動車移動を前提にしたタイヤの販促ガイドですから、アルコールは頼みません。ですから、調査員はばれますよ。さらに、安いコースというのが曲者です。日本のフレンチは、飲料代が利益率に占める割合が高く料理と同程度の飲み物代が必要です。ミシェランの日本版の客単価は、食べログの客単価の半分以下です。例えば、ミシェランで5千円のコースがオススメされていても、実際には1万円かかるのです。東京で自家用車を運転してフレンチを食べにいかないでしょ?。

もう1つ、日本人は権威に弱いから、ミシェランやらなんやらで紹介されると、一見さんが増える。しかし、リピーターになるか?は別次元の問題です。特に、客単価が1万円前後の店の常連は富裕層だから、わがままですからね。東京は狭いから、電車で10分以内に競合店があります。

タイユバンやマキシムだとまた違うんですが、ミシェランに載る程度の店の常連は近所という理由が一番、大きいんですよ。メディアに取り上げられると一時的に客は増えますが、リピーターになるかは怪しい。だから、関西版はミシェラン掲載拒否店の老舗が数十店あるんですよ。フランス料理が出来たのは江戸時代。ミシェランごときが1千年前から都をやっている京都を評価することが傲慢ですわな。

林雄介with,you。

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