林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

アッラーとイスラム教入門。

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いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

「政治と宗教のしくみがよくわかる本」(マガジンランド)のさらに突っ込んだ話をすると、アッラーとは何か?。イスラム教の歴史は、イスラム教側の資料しかないから、客観的にイスラム教研究は難しいんですよね。
メッカはクライシュ族が支配していて、ムハンマドもクライシュ族。で、なぜ一神教多神教の争いを当時やったか?というとエジプトのアメン・ラー信仰と同じ。ユダヤ教と同じなんだけれど。アッラー多神教の一神なんですよ。クライシュ族は、それぞれの部族の神を祭ってメッカを統治していた。

で、政治が腐敗していたから、政治改革をやったのがムハンマドアッラーは唯一の神ではなく、アッラーを唯一の神にして腐敗した政治改革をやりなさいというお告げだったと思うんですよ。

政治改革になぜ神が必要かというと、メッカは政祭一致国だから、宗教とセットじゃないと政治改革ができないんですよ。イスラム教政教一致させたんじゃなくて、政教一致していたアラビアの政治改革をイスラム教がやったから、政教一致しているわけ。

いきなり一神教が出てきたんじゃなくて、政治改革をやる中で、部族ごとに神様がいると政祭一致文化圏だと政治改革なんかできないから、アッラーを全面に出したから、迫害されたんですよ。

メッカは多神教文化なんだけど、部族ごとにメインの神様が違うんです。だから、アッラーという神様をメインにした政治改革をやる中で、他の部族は当然、自分たちの神様がいるから、アッラーを拒みますよね?。ですから、最初はアッラー中心の多神教文化にしようとしていたんですが、途中でアッラー唯一神に変えたんですよ。

ムハンマドは瞑想していたら、アッラーがきたわけ。何を瞑想していたか?メッカの社会腐敗とか、アラビア人の幸せを祈っていたわけですよ。だったら、私を中心にして政治改革をあなたがやりなさいとアッラーがきたわけ。

ムハンマドのお告げの文書化禁止、アラビア語以外の翻訳禁止は、キリスト教でもキリスト教アラム語で話していて、パウロがギリシア語で布教して、ローマが国教にしたからラテン語がメインになって、意味が変わっていっていますよ、翻訳を繰り返す中で。

アラビア語から翻訳させなきゃ、語学者がアッラーの言葉の当時のニュアンスを解読できるから、翻訳禁止だったんだろうし、もう1つは、言葉が一人歩きしないように、文書化禁止。

イスラム教が出てきた背景として、格差社会、部族間格差があったから、平等社会をムハンマドは目指したわけです。イスラム教イスラム教内の平等を強調したり、断食するのは、格差社会を改善しようとしたのがムハンマドだからです。

イスラム教の設立史はあまり知られていないから、アッラーからいきなりイスラム教を開けとお告げがあったことになっていますが、ムハンマドがずっと祈り続けていて、出てきた神ですよ。

アッラーは唯一の神ではなく、アッラーを唯一の神にして平等社会を作りなさいと、祈っていたムハンマドにお告げがあったんでしょ。部族差別をなくすには、唯一神の宗教にして、唯一神の下に平等社会を作るしかないから。

ユダヤ人も同じ理由で、ヤーベを唯一神にしたんですよ。

林雄介with,you。

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