林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

マイナンバーはデメリットしかない。官僚出身者として反対する。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

マイナンバーは、行政情報の一元化が目的ではなく、納税者番号が本来の目的です。で、私は政府による資産把握と納税者番号制度は反対していないんですよ。

ところが、納税者番号にすると、国民が反対するから、行政サービスの一元化というオプションをつけたのです。私が反対しているのは、このオプション部分です。

正々堂々と所得と資産把握管理の法案を出せばよかったんですよ。

資産を政府に把握されるのはかまわない。固定資産税や地方税所得税で財産把握はされているから。マイナンバーは、職歴情報や特に身分証に使うことで、学歴とリンクする。学歴を知られない自由があるでしょう?

婚姻歴、病歴、買い物歴、全部がリンク可能だから反対しているのです。
興信所の身辺調査がある。興信所は、携帯番号や銀行残高特定もやる。これは、金融機関の協力者から買い取らないと無理な情報なんですよ。私は、探偵もどきのことをやりますが、合法的な方法でしかやらない。私が調べられない情報というのは、非合法な方法を使わないと無理なんですよ。

しかし、非合法な情報を興信所は入手できる。で、興信所も最近は直接、住民票や銀行口座や携帯番号は調べないんですよ。外部に情報屋があって情報屋から買うんです。
名前と生年月日がわかったら、調べられない情報ってないんですよ。で、生年月日が不明でも住所がわかれば、住民票から生年月日が特定できるんです。極端な話、ストーカーして住所がわかれば、名前と生年月日、家族構成がわかる。さすがにストーカーに情報は売らないとは思いますが、絶対に買えないとは言えないんですよ。興信所は、尾行なんか以外は、外注なんです。興信所も、正確な入手方法は知らないわけ。知ってて非合法な情報を買うと犯罪になるから。

マイナンバーに反対する理由は、ネット社会で情報が流出した場合、回復不可能だからです。私は、作家でもあるから、最終的には、自伝に全部残します。しかし、知られたくない秘密は、誰でもあると思う。

例えば、カツラ。例えば、ぢ。例えば、中絶。痔の手術をした医療情報が残るんですよ。山下太郎なら、山下太郎が痔の手術をしたという情報が残る。病院が保管していますし、健康保険組合は医療情報を持っています。これリンクさせたら、電子カルテにしたら、全部の医療機関で、ああ、この人は痔の手術をしたんだなと思われるわけ。

クレカで、カツラを買ったら、残るんですよ。偽名で現金払いなら、マイナンバーとリンクできないけど。Amazon。購入履歴がある。定期的に別のアカウントにすれば、購入履歴は残りませんが、クレカで買ったら、カード会社に情報が残りますよ。

銀行でローンで自宅や自動車を買う。そうすると、金融機関は、マイナンバーを登録しますから、自宅を買った人物のリストができる。で、学歴、職歴、年齢もマイナンバーで管理される。

企業が一番、欲しい情報はクロスデータといって、学歴、職歴、どの属性の人が何を買うか?という情報なんですよ。で、属性別にメインの購入者がわかれば、その集団だけに売ればいいわけ。

Amazonのこの商品を買った人は、こんな商品を買っていますが社会全体でできるわけ。Tポイントカードは、おそらくそのためのカードですよ。

Tポイントカードで、図書館カードになる自治体があるでしょ?。

例えば、林雄介の本を借りる人間は、午後ティーを買うとか、そういうデータも取れるんですよ。
問題は、マイナンバーと企業別データの統合が可能になること。現金を使って、Tポイントカードの類いを一切使わなければ、データが残りませんが。

マイナンバーは、個別情報の統合が可能になる。クレカやTポイントカードの統合が可能になる。
全部の情報が統合されて、もし流出した時に回復不可能なんですよ。ネットに掲載されたら、削除できない。だれかが、ワードにコピーしたら、残りますよ。

今は、個別管理だから、全部の情報は買えない。もちろん、情報屋ごとに病歴、職歴、銀行口座、電話会社、強い分野があるから、何百万もかければわかるかもしれない。しかし、アイドルやタレントは、本人名義で買い物しないかもしれませんから、有名人の方が丸裸にしづらいかもしれません。

例えば、ブログ。私のブログの読者登録している人で、まあ、私の読者は、記事を書きませんけど、もしも、可愛い女子大生なり女子高生なり、社会人なりがいて、写真を貼りまくっている、この人は誰だろうと興信所に調べさせたら、名前も生年月日も自宅も学校も全部、わかるんですよ。

怖いでしょ?。読者は記事を書かないし、写真を載せる人はだいたい生年月日とか書いちゃうから、特定されますけど。FacebookFacebook自体が個人情報の塊なんだけれど、あれ、学歴隠せないよ。友達登録している人間が例えば、私はFacebookをやっていませんが、グリー。グリーの友達は早稲田大学しかいない。グリーもやめましたけど。
友達が学歴書いてたら、例えば、私が大学を隠しても、友達に異様に早稲田大学、東大、京大が多かったら、職業の推測が可能でしょ?。Facebookは、友達を見ていけば、経歴の推定が可能なんですよ。

まあ、SNSをやっている人は情報が漏れてもいい人なんだろうから、例えが難しいんだけど。

帰化の有無はね、探偵に住所を辿らせて、親や祖父母が帰化していたら、住所と官報と名前で、非合法な方法なら、特定可能ですよ。住民票を明治時代まで遡れば、同和地区に住んでいたか?まではたどれますよ。探偵はそれをやるから。帰化してたら、明治時代まで住民票をたどれないんですけどね。本人がたどれるなら、第三者も追跡できますよ、非合法な方法しか無理だけど。うちは、明治時代までの戸籍があるから、たどれますよ。最初の戸籍は、江戸時代生まれの人達。

家族の犯罪歴、先祖の犯罪歴とかも興信所は調べますよ。マイナンバーは犯罪歴も残るから、警察にある犯罪歴リストが流出したらえらいことになりますよ。官僚は、下手したら採用時に警察のデータと照会されていますよ。

私自身は、身辺調査を確実にされる職業にしかついていないから、身辺調査に対する嫌悪感はない。しかし、普通は嫌悪感があるはずなんですよ。
CIAがどのレベルまで盗聴するか?も知っているから、調査対象に入っていませんが、調査対象になったCIAがどんびきするような会話しかせず、ブログではじめから、ドン引きさせておくわけです。橋下徹飛田新地戦略と同じですよ。橋下徹は売春街の顧問弁護士をわざとやって、ネガキャン封じをしている。はじめから、売春街の顧問弁護士だったという情報を流して、政界進出しているから、ネガキャンで潰されないでしょ?。
クリーンな人間はネガキャンで潰せる。はじめから、悪役のイメージの方が強い人を潰せないんですよ。悪役だから。織田信長も、わざわざ第六天魔王とかいう痛い設定でしょ。魔王名乗る人は、普通の人ですよ。本当の魔王は、愛を語る。ワタミが愛、愛言ってるでしょ。あれが本物の悪魔ですよ。

魔王は、魔王と名乗らない。神に化ける。

マイナンバーはね、税金だけなら問題ないんだけど、バラバラにある個人情報を一元化できる。Facebookで自分から一元化している人もいますけどね。

ベネッセが流出させた情報は、住民基本台帳がベースのはずだから、結婚したり、引っ越したら、追跡できない。マイナンバーは、引っ越しても残るんですよ。

キラキラネームの改名歴も残りますよ。

収入でも、私は公務員本の著者ですから、税務署も警察もお客様です。私は、私の個人情報をみて、残った読者だけでかまわない。逆に、宗教化が加速するだけです。

しかしね、一般的に、個人情報を閲覧されたい人はいないと思うわけ。社会保険庁も興味本意で政治家の年金履歴を見たでしょ?。公務員は人間だから、必ず、個人情報を見る人間が出てくる。外部に売る人間も出てくる。銀行の口座番号や残高は、内部協力者から購入しなきゃ、見れないんですよ。サラ金は、情報共有しているから、借金履歴がわかるけど。

林雄介with,you。

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