林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

林雄介の最終役職は、「林雄介です。」

職業デヴィ夫人と同じです。あるいは、姉妹ユニット「叶姉妹」(姉妹ではない)と同じです。

職業、「林雄介」。

さて、鳥取にスタバができましたが、「むしろ、日本で唯一、スタバがない自治体」というキャッチフレーズの方がインパクトがあると思う。私が知事なら、出店させない。その代わりに、東京の鳥取のアンテナショップは無料でスタバにスペースを貸すかわりに、「スタバはないけど、砂場はある。鳥取。砂丘はあります。らくだに乗れます。」をキャッチにする。

スタバがあっても珍しくないけど、スタバがないことは珍しいから。
で、県庁に、「スタバ・プロジェクト、どうやったら鳥取県にスタバが出店してくれるのか?」会議を設置して、毎年、鳥取のイメキャラや梨娘にスタバに陳情にいかせる。で、スタバのCEOが、「熱意はありがたいが、困難」とか、10年くらいスタバないネタで引っ張る。

下手な地域振興より、インパクトがある。スタバとコラボして、「スタバがない鳥取産の梨を使ったシャーベット」とか売ったら、話題になるし。

アイキャッチってインパクトだから、群馬でも「我々には、文化がある。グンマ。」とか。米も食べます「うどん県」とか。うどん県は、ずっと使える。「うどん県のみかん」とか、「我々が、うどんしか食べないと思ったら大間違いです」的な。

ネタは、続けなきゃ、ネタじゃないんですよ。代理店に自治体が頼んでも、年間何十億、何百億支払っている民間企業みたいな大量のネタを永続的に投下してくれるわけがない。1本出て終わり。

自治体アニメは、こけたものが大半ですよ。議会を通せるアニメなんか面白いわけがない。アニメというのは、MXで深夜27時から30分やって、誰も知らない。という世界のものを何本も自治体が受注して、それで1本、エヴァけいおんが出る世界。そこそこ当たるアニメを受注するから、ヒットはしない。「9割外していいから、1割、あててくれ。市長がリコールされるまでは」という受注をしたら、1本ぐらいは当てますよ。

萌えアニメを作ればいいという発想が馬鹿ですな。
1期何十本も消えている消耗品市場ですよ。

流行りものは誰でも手を出す。流行ってから、やっても無理。
で、AKB48の前に秋元さんはいろんなユニットを失敗している。9割失敗するのが、アニメやアイドルだから、9割の失敗を批判する自治体が手を出せないですよ。共産党に自治体絡まれるでしょう?私は、絡まれないですよ。うちに絡んできたら、「資本論」の話なんかしませんからね。「共産党宣言」。共産党宣言は、何回も改訂されている。で、マルクスが本当に書いたのか?あるいは、どの程度、マルクスが手を加えてのか?これが、共産党宣言の決着がついていない邪馬台国論争みたいな議論です。

当然、「この話からスタートします。最低、1週間は引っ張れる。」
資本論なんか、ヘーゲルとかドイツ哲学の集大成だし、そもそも経済の本なのか?という話もある。ですから、ドイツ哲学の基礎知識がないと、議論できないんですよ。で、ケネーとか重農主義者の話をして、アダム・スミスからマルクスにたどり着くまでに、最低半年は引っ張れます。
政治家で、この話についてこれたら天才ですけど、無理でしょうね。学者はついてこれるだろうけど、それは、私が習った先生達の弟子以外まず、無理ですよ。あと、私は学者ではないから、山之内靖や伊東光晴クラスなら、議論しない、聴講する。静岡県知事の川勝平太のテストと同じで、「結論、ゆえに、陸上ではなく、海上交易による文化と経済の発展に注目した海上史観は画期的といえ、経済学史のみならず、文化学的にもまさにパラダイス・シフトを私は知ったと思う。」で前半、何が書いてあっても、単位きますからね。ファミ通の「大航海時代」の話を書いて、単位をとった人もいますからね。「結論が、あっていれば単位は、くるんですよ。結論は、教授は正しい。」それ以外の結論なんかないですよ。大学のテストに。

研究者の論戦やってんじゃないんだから、「教授は、その学説を正しいと信じて、一生研究しているんだから、否定するのは社会性がない。」

上司とぶつかるという意見を聞くと、大学時代、テストどうしてたんだろうと思うわけ。上司は9割褒めて、1割、ダメだし。相性が徹底的に悪い時は、異動にかけるしかない。国語、いつも書きますが、著者がテストを解いて、不正解になる。さらに、同じ著者の文章も出題者によって、答えが変わるんですよ。ですから、国語のテストというのは、「出題者が、どれを正しいと思ったか?」をあてる心理ゲームですよ。受験生が、どう解釈したか?なんか聞いていないんですよ。

上司がどう解釈するか?の心理ゲームですから。
時代背景が違えば、価値観が違う。価値観が違えば、ぶつかりあう。

団塊の世代、バブル世代、氷河期世代ゆとり世代、価値観が違うし、どれが正しいというものではないから、価値観を汲み取ってあげる忍耐力がいるわけ。それが給料。

ですから、私は「お金を貰っていない人とは話しませんよ。価値観を汲み取ってあげる気がないから。」家族とよほど親しい人以外の気持ちなんか仕事じゃないから、考えない。ストレスになるから。

はやし。