林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

大阪府警本部長 序列

検索にお答えします。

他記事でも書いたと思うんですが、「謎のポスト」です。
警察庁の序列は、警察庁長官、警視総監、警察庁次長。ここまでは、間違いない。ただし、警察庁次長から警視総監になる人と警察庁長官になる人がいます。そして、大阪府警本部長も、50代前半で就任する場合は、警察庁長官や警視総監になりうるし、上がりポストとして、就任する人もいるので、外局の長官みたいな扱いかな?と思います。

ただ、「よくわかる省庁のしくみ」でも書いたかもしれませんが、「筆頭局」は以外とかわる。例えば、農水省の歴代事務次官は基本的に私の上司だった人です。なぜなら、競馬監督課、食肉鶏卵課の2課は補助金天下りの関係上、この2課は次官をやる人間が必ず、勤務するからです。

で、今は、水産庁長官が事務次官の前職になっていますが、これは、私を採用した秘書課長が水産庁長官から事務次官になってから、この昇進の流れになったのです。警察庁刑事局長も、大阪府警本部長をやって退官した人もいれば、警察庁長官になった人もいます。

財務省は、近年、おそらく国債管理の関係でしょうが、1回は主計畑でも主税畑でも理財局長をやってから、主計局長、事務次官の流れが定着しているのです。次は、田中主計局長です。香川次官の同期ですが、安部首相の1次内閣の秘書官か、田中主計局長の方が本命なのです。

しかし、主税畑なんですよね・・・。

官僚の人事は読めない部分も多いのです。事務次官候補でもなれない人も多い。任命権が一応、大臣にあるので・・・。

ところで、ゴシックの久城 一弥のお父さんって、大尉なんですよね・・・。九城君は3男。22歳で少尉。25歳で結婚したとして、30歳前半で、一弥が生まれたと仮定すると、15歳前後。なので、40代後半なんですよね。もしくは50代前半。そうすると、中尉昇進は26歳前後、大尉昇進は32~34歳前後、少佐昇進は、37歳~39歳前後、中佐昇進は42歳~44歳前後、大佐昇進は、46歳~50歳前後、少将昇進は、51歳~55歳前後、中将昇進は、53歳~57歳前後、こういうモデルケースがあるので、40代後半なら、大佐なんですよ。昇進が遅くても中佐。もちろん士官学校から陸軍大学卒という前提ですが・・・。陸士卒を軍人一家とは言わないので陸大卒のはずです。陸大卒で、40歳以上で大尉というのはありえないんですよ。陸士を出るまで子供は作れない。で、長兄は、陸士を出て政治家になったのかな?いづれにせよ、長兄は22歳以上ですよ。であれば、最低、一弥とは、5歳以上離れている。なので、45歳以下という可能性はない。であれば、中佐か大佐なんです。少将にはまだなれていないと。

大尉というのは、現場の指揮官ですよ。海軍主計中尉と同じで、官僚が徴兵された場合は、だいたいは中尉なんです。新兵訓練後に少尉、中尉、大尉になると。で、局長というのは少将相当職です。課長が大佐。

はやし。