林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

大学で何を学ぶか?

大学で何を学ぶのか?何のために大学に行くのか?独学では駄目なのか?

まず、1点目は、独学と大学で学ぶ違いなんですが、例えば、伊東光晴京大名誉教授は早稲田大学客員教授放送大学の教授を兼務していました。で、授業と似たようなことを放送大学でも話すんですが、本人も言ってましたが、「雑談をいれられない」わけです。

教科書や論文を読めば、大学の授業で教えるようなことは書いてあるんですよ。しかし、どうでもいいような話は、授業でしか聞けないわけです。このどうでもいい話が大事であると。

次は、オーラというのかな?私もそうなんだけど、伊東光晴というオーラがある。で、一緒に過ごすことで、影響を受けるんです。TVや本でも影響を受けますけど、「向こうも顔を見て、こういう生徒がいるなあ」と思うわけです。


3番目は、学生。いろいろな価値観を持った学生から、いろいろな価値観を学ぶ機会がある。受験の本でも書きましたが、「東大は官僚になるノウハウ」を持っているわけではないし、開成や灘でも教科書は地方の進学校と同じですよ。しかし、「毎年、東大、京大に大量に受かるから、ああ、勉強すればいけるな」と思っている。それだけです。

青学の官僚の女性がいたけれど、その人のほうが開成から東大に行った先輩より自信家なんですよ。その人、青学で最初に国1採用された人なんですよ。ですから、すごい意志力がある。東大は基本、官僚だから、意志力で負けるんです。頭はいいけど。

「できるんだという意識の壁というのはたいしたことじゃない。先輩が何人か受かったら、できると思うわけ」です。

ですから、意識の壁、これは、なるべくいい学校に行った方が越えやすいのです。

はやし。