林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

策略家になる為の本(検索回答)

そんな本はない。

君主論でも戦争論でも孫子でも、「策略関係の本を書いてる人間」は本質的に、「平和主義者だったり、お人好し」だから。

策略家が書いた本なら、「感謝が大事。ありがとうが大事。人のご恩が大事。愛が大事」と書いてますよ。詐欺師の本の共通項です。

いつもいつように、伝記から学ぶ。ガンジーも「ものすごい策略家ですよ。しかし、インド人のためなら、自分が暗殺されてもいい。」という信念を持った人だから。

孫子なんか、ほとんどの武将が読んでますけどね、使いこなせた人が何人いるんでしょうね?。「策略家入門」とか「悪知恵活用術」みたいな本がありますけどね、書いてる著者がライターかなんかでしょう?

策略があったら、もっと大きいことができますよ。書いてる奴が実践もできないようなことを誰ができるんだ?

本当の策略家というのは、無私無欲なんですよ。聖徳太子でも、諸葛孔明でも大策略家ですよ。山鹿素行も軍略家ですけどね、「1人が戦っている時に、後ろから斬りつけろ」みたいなやつ。本人はくそ真面目な人だから、普通に赤穂藩に追放されて、だから、忠臣蔵の浪士は山鹿流で戦ったんです。で、忠臣蔵の参加者全員が切腹ですよ。山鹿流は、卑怯な戦い方を教えてますけどね、山鹿流を学んだ人間が、切腹覚悟で藩主の敵を討ってるじゃないですか?。無私の実践なんですよ、山鹿素行がそういう人だったんですよ。

聖徳太子は、朝鮮討伐もしている。隋と対等外交が不可能なら、高句麗に援軍を出して、隋の高句麗討伐を妨害するという明確な意思表示をしています。自分の弟を総大将にして、朝鮮に進軍させてますからね。
中国の属国にされて、邪悪な中華思想が広まらないように、対等外交に持ち込んだんですよ。聖徳太子が、中国と対等外交、場合によっては徹底抗戦の国是を決めてなきゃ、元寇のときも降伏してましたよ。最初が肝心だから、隋の皇帝になめられないように、わざとぶちきれさせるような国書をしつこく送ったんですよ。しかし、朝鮮情勢、隋が高句麗を侵略する意図を把握していなければ、「日本討伐軍を隋は派遣してましたよ。」
高句麗侵略の妨害をしないかわりに、対等外交を結ばせたんです。

伝記を調べた方がいいですよ。聖徳太子は、仏教解説書しか残していないでしょう?
兵法書とか、策略のやり方なんか誰も教えたくないんですよ・・・。

策略というのは、防御の方であって、策略全面に出たら、地獄に行きますよ。地獄に落ちてるような人間のやり方を調べたら、策略を学べますよ。低価格で、IBMのOSに採用させて、世界基準のウインドウズがなったところで価格を一気に引き上げたビル・ゲイツとか。
岩倉具視とか、源頼朝とか、後白河法皇とか蘇我馬子とか豊臣秀吉とか、歴史上の「こいつ間違いなく地獄に落ちてるな」という成功者の研究をしたら、策略が身につきますよ。地獄に落ちるけど。

インカ帝国滅ぼしたピサロとかスペインのえげつない植民地化政策を研究したら、簡単に策略なんか身につきますよ。地獄落ちてますけどね。

策略の本質は、「摩利支天」。摩利支天が策略の神の1人でしょう?あとは、毘沙門天。しかし、摩利支天は、欲心がある人間が祈ると滅亡させられるといわれていますが、「実際は助けないだけですけどね。」
摩利支天は、坂本竜馬でも上杉謙信でも楠木正成でも信仰してましたよ。全員、自己実現なんかしていないですよね?。

武田信玄の賢いところは、摩利支天には祈っていないんです。武田信玄諏訪明神八幡菩薩を信仰していたんですけどね。
宇佐八幡、天皇を騙して皇位を奪おうとした道鏡を潰した神社ですよ。
八幡大神のご性格もだいたいわかるでしょう?
毘沙門天を日本に呼んできたのは、聖徳太子ですよ。どういう人を毘沙門天軍神として守護するか?わかるでしょう。

無私無欲で、公益のために頑張ってる人を守る神ですよ。
一身上の自己実現を叶える神ではないんですよ。

一身上の自己実現にそもそも策略なんかいるんですかね?
私は、あらゆる悪知恵を研究しています。しかし、目的があるからですよ。世界政府を作るために、米国の武器産業と戦ったり、多国籍企業と戦ったり、戦わなきゃいけない相手が策略のプロみたいなのしかいないから、さらに悪知恵を磨いているんです。一身上の自己実現のために、古今東西のあらゆる悪知恵に精通する必要性なんかありませんよ。

国がなくなれば、軍隊を解体できる。軍隊を解体したら、軍事費をまわして、世界の貧困を解決できますよ。戦争をなくすために世界政府を作って、軍隊を解体するんですよ。国をなくさないと戦争なんかなくせないから。武器産業や多国籍企業の経営者も、ジョブ・チェンジすれば、地獄に落ちませんよ。CIA,世界中に謀略のタネをまいて、戦争の原因を作って、それを米国がつぶしに行く。間違いなく、地獄か魔界に行きますよ。
CIAを解体したら、地獄にも魔界にもいかなくていいでしょ?
ブラック企業の社員も気の毒ですよ。しかし、ブラック企業の経営者は100%、地獄に行きますよ。死んだ人間は、救済不可能ですからね。死ぬ前に改心すれば、多少罪が軽減されますけどね。死なれたら、救済はできない。「無条件の救済は許されていないから、死なれたら助けれませんよ。」

阿弥陀如来でも地獄に糸をたらすし、悪人でも信じてれば天使やイエスがきますよ。しかし、見えないんですよ。あと、救済は禁止されてるから、一時保護しかできない。信心深い極悪人が地獄に落ちたら、救済に神様が行きますよ。で、一時保護して、また地獄に戻すんです。地獄の運営しているのは、閻魔大王と鬼。閻魔大王も鬼も「究極の善神」。本人が人間としてやったことの償いをさせて改心させる場所が地獄だから、阿弥陀如来でも観音でもイエスでも地獄からは出せませんよ。地獄は、刑務所で、運営側も善神だから。閻魔経に閻魔大王は、地蔵菩薩に化身して、人々を救済するとありますが、事実です。地蔵として救済してるんですよ。閻魔大王は、本質的には、優しい神だから、「汚れ仕事」をやってるんです。鬼も同様。他の神様が、「極楽経営」とか「汚れない仕事」をやっているから、誰かが地獄の運営をしなきゃいけないから、「善神が鬼に化身して、地獄の運営をしているだけ」ですから、地獄から出すことはできないですよ。地獄の運営してる神々が、善神の化身だから。それを端的にあらわしているのが、「閻魔大王地蔵菩薩と同一神」という御経ですよ。実際に、そうですよ。閻魔大王地蔵菩薩は同一神です。閻魔大王も助けたいけど、人間が酷いことをするから地獄をなくせないんですよ。

地獄の廃止を一番、願っているのは閻魔大王と鬼。本業は、善神だから、地獄がなくなっても困らないですよ。閻魔大王も鬼も、善神一本でいきたいんですよ。ですから、地獄に落ちる人を減らせば、閻魔大王や鬼が救われますね。死んだら、地獄から出せないわけですよ。閻魔大王も鬼も、地獄なんかなくしたいわけ。鬼がかわいそうだから、地獄に落ちる人を減らしたいんですよ。人間よりも鬼が気の毒ですよ。
生きて悪の道を貫き、人間に迷惑をかけ、死んで地獄に行き、鬼にも迷惑をかける。大迷惑ですよ。謀略は、善人を守るための防御の方であって、全面に出して活用すべきものではない。

人間の幸せを追求すればいい。鬼の幸せを追求すればいい。そうすれば、鬼や閻魔大王も助けてくれるね。文字通り。地獄そのものをなくしたいのは、閻魔大王と鬼だから。

はやし。