林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

仕事のできない・能力のない40代(検索回答)

自分で自覚があるなら、それほど無能ではない。

他人のことを聞いているなら、知らない。

能力ってそもそも何?。国語の話で書いたことがあるけれど、スペイン語でも英語でも話者がいるから有用なんですよね。日本語の読み書きができる人間がいなくなったら、日本語の能力って無駄ですよね?。

能力の有無と仕事と、それがお金になるかって別次元の問題なんですよ。宮沢賢治は、ほとんどの仕事で失敗している。本も出ていない。であれば、宮沢賢治は、能力がない、仕事ができない人ということになる。

ゴッホも同じ。能力=「その時代に評価、されてお金になる能力」ですよ。
後世に評価される才能と、今、お金になる能力って別物ですよ。

自助論でも、学問のすすめでも浅い中身ですけどね、しかし、お金になる能力というのは、「実学」なんです。実学だけ振興させると国がなくなりますけどね。お金を稼ぐ能力と、才能は別物。

ですから、割りきりがいるんです。「お金を稼ぐ能力」はもっともレベルが低いけれど、これがないと死ぬんですよ。ですから、衣食住を得る能力として必要なんです。しかし、衣食住というのは、動物でも持っていますから、「実学でお金を稼ぐ能力しかない人間」というのは、「動物と同じ」です。しかし、人間も動物ですから、まず、「生きていかない」といけない。

これが、「林雄介」がギリシア時代の奴隷制の反省を踏まえて、生み出した新しい社会のあり方なんです。ギリシア時代のプラトンソクラテスアリストテレスのような暇人どもは、「奴隷制」で成立したんです。ですから、単純労働は、ロボットにやらせればいいんですが、実学がいる。これを教えるために、禅が誕生したんです。禅は自給自足でしょう?。禅で畑を耕したり、食事を作るかわりに、仕事をする。
仕事は、禅修業だと本で書いているのは、こういう背景があるわけです。

実学を軽視するとね、奴隷制につながる。しかし、実学を重視すると、動物になる。ですから、バランスがいるんです。この2行にたどり着くのに、人類は3千年かかったんですよ。

ギリシアやローマは奴隷制だから滅んだんです。奴隷制の下に成り立つ社会は悪だから。これはね、ブラック企業でも南北格差でも同じです。
まず、皆さん自身が食べれるようになって、先進国から貧困をなくして、途上国も貧困をなくして、それから、精神性が一定水準を全人類が超えたら、「それを地上天国」の実現というのです。私が肉体を持って次に生まれてくるのは2X世紀以降ですからね。ですから、肉体があるうちに貧困を解消させて、精神性を一定水準以上に持っていく。人間って、数百年に1回しか生まれてこれないですから。読者は、必ず1回は同時代に生まれていますから。全く縁がない人とは縁を作れないんですよ・・・。

能力なんだけれど、読者はありますよ。最低1回は、学者、貴族、宗教家の前世がありますから、勉強したら出てきますよ。劉禅の生まれ変わりとかいたら、困りますけどね・・・。劉邦の生まれ変わりとか・・・。

救いようがない馬鹿でも皇帝をやってますから大丈夫ですよ。
人を見下してた人。特に、藤原氏の一門で3位以上の人。低学歴ですよ。
学歴コンプがある読者。世襲貴族の位が高い人の生まれ変わりですよ。おそらくは。断言はしませんけどね。

学歴コンプがある人は、時間をかけて、中央大学の通信や慶應の通信で学歴ロンダをして、大学院に行ったらいいんですよ。
菅原道真は50歳かなんかで右大臣でしょ?藤原のなんとかは20代で左大臣でしょ?そら、腹が立つというより、やはり、見下される側にならないと反省しないですよ。すごくモテル人ね、「来世、覚悟しておいた方がいいですよ。」女道楽、絶対にやめた方がいいです。

適度にモテルのがよい。すべて適度に節制を持つべきです。禁欲はね、来世で反動来る人がいるから、やめたほうがいいですよ。例えば、前世、厳格な僧侶で、今世、モテルこともある。原因がわかったら、抑えれるから、教えてるんです。

真面目すぎるのも、反動が怖い。禁欲生活とかね。学者の生まれ変わりって、勉強嫌いな人いるんですよ・・・。

仕事の話に戻しますが、お金がもらえればいいんじゃない?
介護とか・・・。スーパーの店員とか。

仕事ができないといっても、「今」仕事があればいいんですよ。
能力は、私の本を全部読めるなら、能力はある。
で、職場の人は知らない。だって、読者じゃないから。
人類の幸せは祈ってますよ。しかし、モーゼもムハンマドもイエスも釈迦も空海もあらゆる聖人が、人類の幸せを祈っても、こんなもんですから、「まったく接点がない人」を変えることはできませんよ。

自分と家族、職場の人の幸せでいいし。使えない部下とか、使えない上司は、「使えない無能なまま」、自分が自分の仕事をやるしかないです。
使えない上司どうしたらいいんですか?という質問は、「劉禅」や「劉備」の面倒をみた孔明劉邦のめんどうをみた張良。重役が全員無能だった楠木正成とか・・・。皆さん、悲劇ですよ・・・。
マキャベリでも、周囲の人間が優秀だったら「君主論」なんか残さないですよ・・・。太平洋戦争、石原莞爾を起用したら勝ってましたよ。東條英樹と石原莞爾の人間関係が上手くいっていたら、歴史は変わったでしょうね。阿南陸軍大将が東條首相のかわりだったら、太平洋戦争に勝ったかもしれませんよ。山本五十六がいうように、飛行機と空母を作っておくべきだったんですよ。戦艦大和の原料で2千機、ゼロ戦を作ってたら、制空権を奪えないから、米国、講和に応じた可能性ありますよ。ゼロ戦2千機を作られたら、ランチェスター戦略でも6千機の戦闘機が必要だから、米国でもそこまでの増産力はなかったから。

他人は変えられないから、仕方ない。自分は、私の本を読んで、書いてある通りにやったらいいし、「まだ、返事を書きますから、出版社に手紙を出すべきです。」
塾でも、塾で教えることは週に数時間だから、本人が勉強しなきゃ、成績はあがらないですよ。家庭教師は、無理やり勉強させるノウハウがありますけどね。授業料を1千万ぐらいもらわないと無理。「ずっと監視してればいいし。」家庭教師は監視料。ただ、3ヶ月で一気に成績が上がるけど、基礎学力がつくわけじゃないから、やり続ける必要があるんですよ。
高校生は、一気に成績をあげる子供じみたやり方はやらないです。
中学生は、地道に基礎力をつけるとね、「勉強嫌になるから」、最初に「定期試験だけ、平均点以上取らせるんです。」そうすると、だいたいは、「大丈夫と思って、クビにされますね。」で、一気に成績が下がりますけどね。

子供より、親の説得が難しいんですよ。1回だけ、成績をあげて、できると錯覚させて、そのあと受験用の勉強と基礎学力をつけて、だから、長くなるし。自分で勉強する習慣がいるし・・・。独学と読書の習慣をつけさせないと高校、大学、あるいは社会に出てから、頭打ちになるんですよね・・・。

親が学者で、自宅に大量の専門書がある引きこもりなら、家で本を読んでいたら、国語力がつくから、受験はなんとかできるんだけど、本そのものがないと読まないし、何を読んでいいかわからないんですよ。ビリギャルとか村上龍13歳のハローワークみたいな詐欺本に騙されますからね。

あの手の本は、書けるけど、「騙される人間が出るから、出さない」んですよ。「地道な努力と正攻法」。
小学校の時に、学校の図書館の本を全部、読むレベルにしないと、そのあとがハード・モードになるんですよね・・・。
今、岩波文庫が薄いでしょう?文字も大きいでしょう?岩波文庫も文字を大きくしないと売れなくなったんですよ。国語力そのものが落ちているから、チャンスですよ。時事は最低限のことを知っていればいいんですよ。

朝日新聞でも日経新聞でも書いている人間も、国語力が低下してきているから、「古典を読んで、少なくとも、新聞を書いている人間よりは賢くならないと、生まれてきた意味がないと思う。」
政財界人で四書五経を全部読んでいる人って、皆無ですから。僧侶でもね、自分の宗派以外の本は読まないですよ。マガジンランドの巻末に仏教の宗門の開祖の本を載せたじゃないですか?全部の開祖の本を読んだらいいんです。開祖の本は、絶対に図書館で全集になっているから。
飽きたら別の人の本を読めばいいんです。空海日蓮最澄道元白隠より賢い人間っていませんよ。分厚い本は土日に読んで、持ち歩くのは文庫本。「文字」に賢いという霊が宿っていますから、四書五経でも全部、何回も読めば賢くなりますよ。著者自身が、賢いから。

向上心でも「英雄伝」が出てくる。あるいは、坂の上の雲を読むと、秋山参謀が米国なんかで読んだ戦略書が出てくる。日本語訳があるから、図書館で借りて読めばいいんですよ。買うと5千円前後する本が多いから。

本を読むでしょ?そしたら、登場人物が読んでいた本を読むんです。
英雄伝だとシーザーなんかもでてくる。そしたらガリア戦記を読めばいいし、アレキサンダー大王が出てきたら、アリストテレスの本を読めばいいんです。アリストテレスキケロの本は、「うざい」から、ルソーも長いですけどね。アリストテレスの「弁証論」とかキケロの「友について」かなそういうのを英雄伝を読んだら、次に読む。

プラトンは、「腹立ちますけどね・・・」。国家でも長い。結論だけ書けと思いますね。アリストテレスも、もっと長いんだけど、「キリスト教神学、イスラム教神学」はアリストテレスがベースだから、アリストテレスを読んだら、トマス・アキナス神学大全もさらっと読めますよ。

欧米のロジックの原点は、アリストテレスアリストテレスを読んだら、欧米のロジックがわかりやすくなります。

そういう読書の積み重ねの年月が続けば、賢くなりますよ。死ぬまでやれば、相当、賢くなりますよ。

はやし。
1年、2年単位で、結果が出るのは、実学。古典は10年後のために読むんです。10年で本当は1千冊読めれば一番いい。年間100冊かな?
3日で1冊。
それ無理なら、30年にして10日で1冊。
1千冊って、1つの目安です。岩波文庫や、古典の類を1000冊読んだら、賢くなりますよ。本当は、大学時代、社会に出るまでに終えているべきことなんです。社会に出たら本なんか読めないから。

逆に、実家の蔵書数が1千冊あるか?どうかが、国語力があるか?ないか?の鍵なんですよ・・・。専門書なんか高校生が買えないですよ。高いから。高校時代に私が読んだ心理学の本は父親の蔵書ですからね。

電子書籍に否定的なのはね、子供が読まないと思う。本が家中にあれば、子供が読みますよ。家族というのは、あまり過大評価しない。だから、作家の子供は本を出す人が多いでしょ?
あれ、編集者の目に留まりやすいというのもあるけど、「この人がかけるなら、自分でも書けるな」と思うんですよ。子供だから。

夏目漱石でも、弟子の本だと偉人だけど、子孫の本だと「胃病だから、飴を奥さんに隠されて孫娘買収して、お菓子のありかを探してるダメなおじいちゃんですからね。」
金田一春彦の本で、「石川啄木は、原稿料をもらったその日に、吉原で女遊びをして、貧乏で、だから、金田一京助に金を借りに来ていたとか」・・・。働けど、楽にならないのは、「女遊びで、入った収入をその日に使う浪費癖があったからですよ。原稿料はあったんだけど、もらったお金を遊興費にするから、ずっと暮らしが楽にならないわけですよ。」

文字通り、作品なんか読んだらダメですよ。書かれた背景があるから。
ニーチェの異常な「超人願望」は、本人が病弱だからですよ。「健全な精神は健全な肉体に宿るか?どうか?なんかわからないんですよ、書いた著者は病弱な人だから。だったら、ニーチェの本は健全な肉体で書かれていないから、「健全な肉体が健全な精神に宿る」という話も嘘になる。

超人論を書く人は、「病弱な人」。ヒトラーも病弱な人だから、ニーチェにかぶれたんですよ。

はやし。