林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

レジのレシートからストーキング。個人情報保護。

公務員は、フルネームを覚えられるでしょう?

名札つけも危ないと思う。ウインドウズ95が出たのが1995年。で、まあ、ネットが一般的になったのが2000年以降としましょう。住民基本台帳の閲覧制限は2005年から、個人情報保護法は2005年から。情報公開法が2001年から。

「知る権利」と「知られない権利」って、対極なんですよ。
2ちゃんねるのバスハイジャック事件が2000年。
グーグルの日本法人ができたのが2001年。
2004年にMIXIが誕生。
何がいいたいのか?というと、「ネットの個人情報保護」の空白期間がある。

フルネーム検索で、名前が出てくる時期が、おそらく2000年前後に大学にいた人から、2005年くらいの時期に学童だった人。

どういうことかというとね。今、警察官がSNSをやっていなくても、中学校時代のニュースとかそういうのが2005年以前だと、掲載されてる可能性があるんですよ。今、サークルなんかでフルネームで部員の紹介ってHPで絶対にやらないんだけど、2000年前後はやっていたんですよね・・・。

2000年以前だと、ネット自体がない。個人情報保護法の施行前にMIXIができて、そのへんが危ないと思うんですよね。YAHOOブログが2005年スタート。2000年から2008年前後かな、一番情報が流出している可能性があるのは。

2008年に20歳だったとすると今28歳かな。15歳だった人は23歳。
昔のレシートって、名前が出たんですよ。
で、ストーカーに使われるから、今はほとんど苗字だけなんですよね。
住民基本台帳も2006年の閲覧制限までは自由に業者やストーカーが閲覧できたんですよ。

例えば、郵便局、ランダムにレシートから、SNSで検索すると実名でますからね。住所地、勤務先、載せてる人いるし・・・。

SNSはね、本人が情報制限していても、「私のSNSの友達が早稲田大学」が多かったら、早稲田大学ですよ。で、大学さえわかれば、GREEやMIXIのコミュニティー経由で探せますからね。サークル・コミュやゼミ・コミュもある。ネットで一切、他人と関わっていない人は情報でないけど・・・。

SNSって個人情報保護しなきゃいけないけど、「友達いなきゃ退会されるでしょ?」だから、メルアドや高校から友達を探せるようにしてある。FACEBOOKは、実は探すのが一番難しいんですよ。FACEBOOKは、ハーバード大学のコミュニティーだから、「経歴」を知られても困らない人用。FACEBOOKは実名前提だから警戒して、知られていい情報しか書かない人が多い。GREEはハンドルネームにして、学校コミュにいるから、探しやすいんですよね。今は、MIXIやGREEの学校検索機能がなくなったはずですが。

ですから、名前そのものが検索されてしまう。女性は旧姓がわからなきゃ大丈夫なんですが、旧姓を書く人がいる。
そうすると、本人がわかっちゃうんですよ・・・。

FACEBOOKで、高校まで書いている人は普通は、高校時代の友人との交友関係はないはずなんです。本人が個人情報を書かなくても、友達の属性でだいたい何をやっていた人か予測がつくんですよ・・・。

はやし。