林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

施政方針演説 書き方(検索回答)

大枠、「美しい国日本」みたいなキャッチは官邸が作ります。

あとは、各省庁が農業なら農水省の部分を書く。で、安倍首相なら「美しい国」みたいなキャッチがあるから、その主旨に合うように、既存の政策を置き換えて書くだけ・・・。

施政方針に入れたら、優先的に予算がつくから、上手く入れるんだけど、官邸も財務省から首相秘書官出してますしね・・・。全省庁でチェックします。
1つは、経済産業省が他省庁の権益を侵す事業をやろうとしていないか?もう1つは、これは官邸の仕事ですが、例えば、防衛省空母建造とか書いていたときに、それを通して良いのか?。

例えば、公共事業が減ったら、環境保全事業という名の公共事業をはじめたり・・・。で、合議で決めることなので、首相も1つか2つの大きなこだわりがある政策しか関わらないです。あとは、首相の言葉で、整合性が取れるように役所がやることを書くだけ。やることは同じでも、首相が変わったら、表現方法を変える必要があります。やることは同じなんですけどね・・・。

1人の官僚が書けるのは、1,2行・・・。予算と同じで最後は官房と内閣で取りまとめるし・・・。あと、実現不可能なことを書かれると困るから、そこはチェックします。行政府の最高責任者は首相だから、首相が政治生命をかけて首相の責任でやるなら、官僚は止めれないし・・・。首相と国会の問題。
郵政民営化でも安保法でも、首相の責任で国会を通すなら、官僚がとやかくいうことではないし・・。選挙で選ばれた人だから・・・。

はやし。




はやし。